第二十四話 出会いその十一
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なかったです。それにしても皆何かがわかってる感じです。私以外は。
「そういうことよ。ところでさ」
「今度は何?」
「今度の担任の先生誰だったっけ」
「あと副担任の人」
「あれっ、そういえば」
言われるとまだ誰なのか知りません。今言われてそのことにも気付きました。
「誰かしら」
「まあ今までと同じだと思うけれどね」
「そう思うと特に警戒することないわね」
「そうね。それにしても高校生活もあと一年」
そうです、高校三年生です。泣いても笑っても普通にやっていればこの一年で終わりです。一年の頃はどうなるかって思いましたけれど。
「それで終わりね」
「そうよ。悔いが残らないようにしないとね」
「じゃあこの一年」
「ええ、宜しく」
変な子に会いましたけれどとにかく高校生活最後の一年がはじまりました。この時はいよいよ、と意気込んでいたのですがそれがすぐに変わることになるとはまだ思いも寄りませんでした。世の中は本当に色々なことがあります。出会いもまたその中にあるようです。いい出会いも悪い出会いも。
第二十四話 完
2008・9・10
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