秋山 駿
第三章 手駒と策略
第五話 交渉
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「あっ、でも……今部下に6代目迎えに行かせてるんで、大丈夫です」
「何……!?」
「今、警視庁にいるんですよね?」
全てがバレていた。
焦りのあまり、冷や汗をかく。
だがそれを見た宮藤は、また笑った。
「その焦りよう……やっぱり、6代目は貴方と一緒なんですね」
「さ、さっきから何が言いたいんですか?」
「全てがハッタリですよ。俺、嘘つきなんで」
どこから、どこまで?
もう秋山には、宮藤が何を言いたいのかわからなくなっていた。
「俺は6代目が何処にいるかなんて知りません。だから、貴方から聞くしかなかった。どうです?これで取引しませんか?」
「悪いけど、命取られようとしてる人を簡単に渡しませんよ」
桐生は心配だが、命狙われてる大吾をみすみす渡す訳にもいかなかった。
それを聞いた宮藤は、ガックリと肩を落としソファーに座る。
秋山は再び頭を軽く下げ、部屋から去って行った。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ