BoB本選その二
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近くの茂みからキリトとシノンが飛び出してきた。やはり二人共各自でこいつを追っていたようだ
「フ、フ、やっと現れたか、黒の剣士、白の剣士」
明らかな失笑の気配。奴が懐から取り出したのは、何か細長い棒だった
「クリーニングロッド?」
シノンが目を丸くした、だがシュピーゲルが彼女を下がらせる。あいつも同じ結論に行き着いたようだ。奴のあれは、そんな生優しい物では無い。あれは、人を貫き、殺す凶器だ・・・
「シノン、下がってて。僕が決着を付けなくちゃいけないんだ」
シュピーゲルが一歩前へ出る。するとザザは芝居がかった様子で嘆いて見せた。
「弟よ!これはお前の為の復讐でもあるんだぞ!俺が殺した奴は全てお前を貶めた奴ばかりだ!最後にお前を弱くしたその女を殺し、お前は晴れてこの世界最強の男となるのだ!」
「付き合ってられないな」
「誇大妄想も甚だしいわ」
「これで終わりだ死銃・・・いや、隻眼のザザ!」
「解ったよ兄さん。決着を付けよう」
それぞれ相棒(ファルシオン、ヘカート、カゲミツ、ターレス)を構える。これは、互いの命を賭けた戦いだ・・・
「さぁ、フィーバータイムのスタートだ(よ)!」
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