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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL12 剣士の戦い
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………」

さて、その日の夕食を終えた直後だ。

「レイ、お話があります。ここでちょっと待っててください」

そうシュテルに言われて、俺はその場で食後のお茶を啜っていた。

「何の話かしら………?」
「はっ!!まさか昨日こっそりシュテルが隠してたプリンを食べちゃった事がバレちゃった!?」
「お前、何やってんだよ………」

チビットもどきのくせにやけに食い意地があるユリ。昨日はレヴィのチョコを勝手に食べて怒られていた筈………

「焔、ちゃんと見てろよ………」
「私、その子の保護者じゃ無いのだけれど………」
「妹みたいなもんだろ?」
「それは否定できないけど………まあ頑張ってみるわ」

とそんな事を話しているとシュテル達がやって来た。

「済まんな、待たせた」

そう言ってディアを中心にレヴィ、シュテル、ユーリが並んで座る。

「どうした?みんな神妙な顔して。もしかしてこいつの食い意地はそんなに問題か?」
「ま、マスターもっと優しく扱って!!」

そう言って元凶のユリを掴んで見せる。

「それは後で本人にじっくり聞くので良いです。今日は別の話です」

そう言ってシュテルはディアを見る。ディアは何も言わず、頷いて話し始めた。

「レイはもうブレイブデュエルの団体のランキング戦、誰か組む相手を決めたか?」
「いや、決めてない。出たいとは思ったけど、誘う相手がいなくて出るかどうかも迷っていたところだ」
「ならば我等ダークマテリアルズの一員として一緒に大会に出る気は無いか?」
「俺が………ダークマテリアルズに?」
「そうだ」

願ってもない誘いだった。誰かを誘うにしても大会まではあまり時間が残されていない。最悪出られなくても今回は良いかとも思っていたが、まさか全大会1位のチームから誘いがあるとは………

「ん?でも1人増やしたら誰か出れなくなるんじゃないのか?」
「それは心配ないよ。だってボク等4人で大会に出てたから」
「4人?チームは5人じゃ………?」
「もう1人分、チヴィットを入れて出場したのだ」
「それで優勝したのか!?」
「はい」

信じられないが、ユーリまで頷いたので間違い無いのだろう。

「前回は何とか勝てたが、今回は前の様にはいかないだろう。八神堂の小鴉のチームも連度を高めているだろうし、T&Hエレメンツも前回以上に隙が無いだろう。そうなるとどうしてももう1人のメンバー補充が急務だったのだ」
「それが俺………?」

小鴉?と一瞬思ったが、そんな事よりも今は誘われた事で頭が一杯だった。

「そうです。今までの指導もそれを見越して指導してました」
「そうだったのか………」

だが、まだシュテル達に満足した結果を見せられていない。それでも誘ってく
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