暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL12 剣士の戦い
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み、一気に放出するイメージ。

「行くぞ月牙……!?」
「はあああ!!」

気合いとともに魔力を解放。俺の賭けは上手くいったようだ、拘束していた帯を破壊して動けるようになった。

「まさか六杖光牢を!?ちいっ!!」

両者とも技を使う直前であった為、タイミングはほぼ同じ。

「葬刃!!」
「月牙天衝!!」

互いに魔力を込めた斬撃を繰り出す。違っていたのは黒崎の斬撃は飛ばすタイプのものだった事。しかしこの近い距離では関係無かった。

互いの力と力のぶつかり合い。
先ほどの拘束を解除するのに魔力を使ってしまったため、威力は半減するものの、黒崎の月牙天衝に負けていない。裂空刃の影響もバインドでの時間で無くなっていた。


「ぐぐぐ………!!」
「負け……るか……!!」

数秒の筈がとても長く感じる。膠着状態が続く中、均衡が崩れたのは同時だった。

「なっ!?」

月牙天衝を葬刃が斬り裂き、黒崎を襲った。

「よし!!」

だが、斬り裂かれた斬撃は消える事が無かった。

『マスター!!』
「えっ?」

勝ちを確信したのがいけなかったのか、その事に気が付かなかった。

「あがっ!?」
「ぐうっ!!」

葬刃と月牙天衝が互いを襲うのは同時だった。それと同時にダメージが響き、身体が凄く重くなる。

『………マスター』
「分かってるよ………負けたな………」

月牙天衝のダメージが大きかったのか、それともそれまでのダメージが、徐々に蓄積していたのか、俺の身体は動かない。

「だけど、とても為になった………」

自分では気が付けなかった欠点を見つけられた気がする。問題はどう改善していくか。

「やる事は一杯あるな………」
『………あれ?LOSEって表示されないわね?』

言われてみればそうだ。俺は動けないので負けなのは間違いないのだが………

『DRAW』






















「まさか黒崎も戦闘不能になってたとはな………」
「零治の裂空刃をそのまま受けてしまったのが仇となったみたいだ………葬刃の威力も凄まじかったしな」

結果は引き分け。黒崎も俺の葬刃を受けて戦闘不能となっていた。俺としては負け同然なのだが、システム上の判断なので文句は言えない。

「凄いな2人共!!まるで剣士の一騎討ちみたいだったぞ!!」

そんな俺達を神崎が興奮した様子で迎えてくれた。

「剣士か………」
「俺はまだまだだけどな………」

神崎の感想は嬉しいのだが、とてもそう言われる程の戦いを見せられたとは思えなかった。


「やっぱり剣術習った方が………」
「俺は悪くないと思ったけどな。零治
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