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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL12 剣士の戦い
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だダメージは軽いとはいえ、とても無防備では耐えきれる威力ではなさそうだった。

『万事休すね………』

焔がそう呟く中、零治は数日前の会話を思い出していた………
















数日前………

「なあシュテル。シュテルってさ、防御スキル使わずに攻撃を防いでる時あるよな?」

いつも通りの日だった。夕食後のブレイブデュエル。今日の相手はシュテルであり、ディアも観戦していた。因みにレヴィはやり忘れた宿題をユーリの監視の元消化している。

「あれは魔力を使ってシールドを作り、攻撃を逸らしているだけです。………と言っても完全に防ぐとなるとそれ相応以上の魔力を使います。まあ少しの魔力を上手く操作して威力を減らし、耐えると言ったやり方もあるにはありますが、そこまでやるなら素直に防御スキルを使った方が効率的です。………なので私は主に攻撃を逸らすのにだけ使いますね」
「因みに操作云々説明していたが出来るのは恐らくシュテルだけだ。………と言うより魔力で攻撃を防いだり逸らしたりする戦い方をするのもシュテルくらいだ。我も出来なくはないが、かなり精密な魔力操作を必要とする為、我は滅多にしない。それをするならスキルを使うわ。これを戦闘中涼しい顔でやるシュテルは本当に恐ろしいことよ………」
「恐縮です………」

と嬉しそうに言うシュテルだが、それほど凄い芸当だとは思わなかった。

「しかし魔力ってそんな使い方があるんだな」
「魔力は防御では無く、攻撃にも使う事は出来るぞ。例えば、拳に魔力を集め、殴れば、ダメージを増やした拳になる。刃を作って飛ばす事も不可能では無い。………まあ出来るかは別だがな」
「私もそこまでは無理ですね………私の場合は魔力を使う量を自分で操作して、無駄なく効率よく使う様に心がけているのが主な利用方法です。私は魔力がそれほど多くありませんから」
「なるほど、魔力もただスキルを使うだけじゃないって事なんだな。………要するに魔力に不可能は無いって事?」
「一応……ではあるがな」

魔力をただのエネルギーと言った認識しか無かったが、極めれば幾らでも様々な使い方が出来るらしい。

「基本的な使い方としてはやはりスキルに使用だな。後、相手のスキル効果の解除も魔力を応用すれば早める事が可能だ」
「そんな事も出来るのか」
「でもその分操作するのは難しいですよ。それに魔力が多ければ多いほど操作が難しくなる。レイは慣れるまで時間がかかるかもしれませんね」

















「あれから練習したわけじゃないけど………普段葬刃を放つのに魔力を調整してるし………一か八か………!!」

そう呟きながら集中する。イメージとしては内に力を溜め込
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