暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL12 剣士の戦い
[2/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
度は突きが俺を襲った。先ほどとは違い、次があると予想していた為、ギリギリの所で鞘で防げたが、間一髪だった。
しかしは先ほどの黒崎の言葉の意味が分かった。
(フェイントか!!)
黒崎は途中、刀の軌道を変えていたのだ。だからこそ、振り下ろしのタイミングで待っていた俺は黒崎に首元を掠められ、慌てることになったのだ。
「分かったか?零治は相手の動きをよく見て攻撃に移るみたいだけど、そう判断した後直ぐに目を切る傾向がある。だからこそフェイントには気がつかなかったんだ。今みたいにフェイントが来ても対応できる様になればスキル無しでの近戦戦闘に負け続けることはないだろう」
「なるほど………」
思い返してみれば、レヴィとの戦いの時もにたような展開が多かった。鎌で斬りかかると判断した後、回転させてタイミングをずらし、攻撃をされてしまった。刀の扱いを磨く事しか頭に無かったが、こういった原因も関係して来るのか………
「さて、一旦仕切り直しだ。次からはスキルも混ぜて行くぞ」
「ああ、来い!!」
この戦いは思った以上に為になりそうだ。
「行くぞ!!」
今度はあえてこっちから攻める。
「はあ!!」
普通なら返し技として使う抜刀術を攻めで使う。少しは予想外の動きに戸惑うかと思ったが、黒崎は冷静だった。
「うぐっ………!!」
抜刀した直後のタイミングで黒崎が一気に迫り、鍔迫り合いになってしまった。しかし攻撃に転じた筈が受け止める側になってしまい、勢いは完全に殺されてしまった。
(だけどおかしい………スタートは俺の方が速かった。こっちが遅れるほど相手が速いのか?だが流石に………)
そこで1つ可能な手が思いついた。
「スキルか!!」
「正解。スキル『瞬歩』。音を立てず高速移動できるスキル。これは感知タイプがいない限り、移動に気がつかれることはまず無い。欠点としたら移動距離が極端に短い点くらいだな。………だがこの狭いステージでこれほど頼りになるスキルは無い」
「なるほど………」
本当に恐ろしいスキルだ。相手を目視していなければ使った事さえ気づかないかもしれない。更に回避にも適しているだろう。そしてこのステージとの相性も最高だ。
「だが、俺もただやられるだけは無いさ!!」
鍔迫り合いで力がぶつかり合う中、タイミングを見計らい、腹に蹴りを入れ、黒崎を下がらせる。
「ちっ……」
「魔神剣!!」
欠かさず斬撃を飛ばし、黒崎を下がらせる。
そして互いに再び距離が出来た。
「………さて、当てるとなると虚を突くか、それともタイミングを見極めるか………」
いくら強いスキルでも連続使用や多用は無理な筈。先ほど痛い目にあっているが、今出来るのはこれしか無い。虚を突ければ間違
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ