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ペルなの
16.報告
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報告すればいいじゃないですし」

「でも何処に本部の目があるか分からへんし、下手な現場よか危険なんやで」

「もし相手が本気で私を欲しがったらどんな理由を後付してでもやってきますよ。それなら出来る事はしておきましょう。それにもし相手がこっちを実験動物扱いするなら、きちんと動物の怖さを叩きこむから大丈夫です」

話してる内にエンジンが掛かって来たのか、特別課外活動部の時みたく押しが強くなってく彼女。

そして彼女は現在ペルソナ能力こそ弱体化しているが、‘あの’姉妹に勝ったという実績を持っているのを忘れてはいけない。

ペルソナ能力の影響を受けて最盛期程では無いにしろ、その身体能力はシグナムと訓練という名のガチ戦闘で互角に打ち合うレベルは保持し、召喚器無しでもペルソナを出せるという事を知ってもいるのだ。

そしてこれが一番重要だが、彼女がセットしているペルソナ達はレベルこそ低いかもしれない。

だが彼女がエリザベスやデスを相手にする為に最高のペルソナを求め様々な合体を試行錯誤しながら繰り返してきた事を。

その過程で弱いレベルのペルソナも、強力なスキルを身に付けているのだ。

その彼女が本気で暴れたりした場合、どの様な事になるかは想像に難くはないだろう。

そうして暫く彼女とはやてで押し問答が続くのであった。


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