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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL11 男3人八神堂へ………
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ットもある。俺の様にブラックサレナを使うと他の武器を使えなくなるが、神崎も同じ状態になる。大剣なら大剣のスキル、双銃なら双銃のスキル、ライフルならライフルのスキルと、その武器にあったスキルしか使えないのだ。その為、カードの量も普通の人よりも3倍の量となり、ごちゃごちゃするため、どうしてもスキルを出すテンポが悪くなってしまう。ましてや神崎は初心者であったため、とてもスキルを出すスピードが遅かった。
そして一番の問題は使い手である神崎が運動音痴であり、このゲームのセンスを全く感じられない事だ。
「それにしても動きが悪すぎだろ………神崎はあまり運動得意じゃないのか?」
「ゲームに運動神経は関係無いだろ………」
「一番はイメージが大事だけど、結構リアルでの体験がこのゲームでは重要になってくるんだよ。ただスキルをぶつけあうだけじゃないからな」
黒崎の言う通り、このゲームの一番大事なのはイメージ。リアルでの経験がとても役に立つゲームだ。それが運動である必要は無い。様々な本を読んでいる人はとても頭が柔らかいみたいで、順応も早いらしい。
「くそっ………」
「どうする?もう一戦やるか?」
「おう、今度は負けない!!」
よほど悔しかったのか、その目には闘志を感じる。
「いいねえ、嫌いじゃないぜ」
「ちょっと待ってくれ神崎。先に俺と零治にやらせてくれないか?」
「黒崎………?」
不意にそんな事を言ってくる黒崎。
「先ほどの戦いを見て、零治と戦ってみたくなったんだ」
「でも久しぶりなんだろ?」
「それでも朝、シグナムさんと実戦形式の稽古をしてたんだ。流石に前通りとはいかないかもしれないけど、良い感覚を取り戻せる機会だなと思って」
「………まあいいけど。だけど手加減はしないぜ?」
「望むところ!!」
その言う黒崎は意気揚々に歩いて行く。
「剣士との対決………俺にとっても何かつかめるかもしれない………」
そんな期待と共に俺も後に続くのだった………
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