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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL11 男3人八神堂へ………
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君は王族の人では無いですよ」
「ねえキリエ………」
「アミタはこんなだから2人が思っているような事は無いわよ。………我が姉ながら流石に女子高生にもなってこれは………ね?」
「?」
不思議そうにするアミタを見て、3人は揃って溜め息を吐いたのだった………
さて、神崎に頼み事をして数日………
「………よし!」
朝、下駄箱の中身を見て思わずガッツポーズした。
毎日のようにあったラブレターも今日は0と入学式の時と同じようになった。
「おう零治」
「黒崎、早いな」
「ああ。妹達の視線がちょっと痛くてな………」
「もしかしてバレたのか?」
そう言うと黒崎は深く重々しく頷いた。
「まあ友達からどうしてもとせがまれて読んでるだけと言ったが、あれは信じて無いだろうなぁ………」
何か大事なものを失ったような顔で遠くを見ながら呟いた。
「……だけど、やった効果が現れ始めてるよな」
「そうだな。今日も手紙みたいなのは無かったな」
黒崎も同様に下駄箱には何も無かったようだ。
「まさかこんな簡単に沈静化するとは思ってなかったな」
「………その分余計なレッテル貼られたがな」
現在の俺達は不良オタクと思われているようで、沈静化した原因でもある。
「不満か?」
「騒がしいよりマシだ。それに上辺だけしか見ない奴と仲良くしていく気は無いしな」
「だな」
黒崎の言う通り、俺も人との付き合いは大事にしていきたいと思っている。だからこそ上辺だけの付き合いはする気はない。
「おはよう!!」
「ああ」
「おはよう」
そんな中神崎が教室に入ってきた。相変わらずのイケメンであり、中身を知らねば誰もが惚けてしまうほどだと思う。
しかしあの自己紹介以降、神崎に進んで話しかけようとする女性は誰もいなかった。誰もが皆オタクを嫌悪している訳でも無いだろうが、必要以上に話す必要も無いという事だろう。
俺と黒崎が目指す位置はまさにそれだった。
「どうだったイクリプスの第3巻?」
「予想外だった。まさかあの………」
「ちょっと待て!!まだ俺読んでないんだからネタバレすんな!!」
ただ1つ、予想外の事があった。
それは借りたライトノベル、『魔法学園戦記イクリプス』に2人共ハマってしまった事だった。
「黒崎、3巻は?」
「忘れた」
「は?」
「妹達に言い訳しながら準備してて、そのまま置き忘れた。………済まん」
「お前………」
素直に謝られている為怒るに怒れない。
「………じゃあ明日はちゃんと持ってこいよな?」
「ああ、分かってる。………しかし神崎、あの黒騎士
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