暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第23話 「従妹VS小狸」
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
そういう言葉が出るってことは何かしら言われて来てたのか? まあ可能性はあってもおかしくないけど、俺の両親は基本的に俺が選んだ相手なら誰でも良いみたいなスタンスだった気がするんだが。
 いや待てよ……それは俺の近くにはディアーチェといった母さん達もよく知る女の子しかいなかったからだろうか。ディアーチェ達を除けば、母さん達が知っていたのは高町やテスタロッサ姉妹くらいになるだろうし。
 もし仮にそのへんと裏工作があったとして……高町の母親である桃子さんとは仲良くやっていけると思うが、テスタロッサ姉妹の母親……プレシアさんにはそもそも娘さんを僕にくださいなんて言える気がしないな。

「ショウ、実際のところどうなのさ!」
「どうもこうもはやてとは何もねぇよ」
「その言い方は何か癪やけど今はまだ友達やからな。腕くんだりするのも本気でやってるわけやないし」
「はやてちゃんは女の子なんだから本気でもないのにああいうことしちゃダメだよ! 男っていうのはすぐ勘違いしたりするし、簡単に密着したりするのは……その、違うと思う!」

 かつてここまではやてに必死に常識を説いた人間が居ただろうか?
 ……おそらくディアーチェくらいだろうな。最近は何度もやってきたり、アインスとかのガードが入ったりするから漫才的な流れで終息してしまうけど。

「そこまで言うんなら……会ったら日に最低でも3回は引っ付くという目標を2回に減らす。これでええやろ?」
「うん……って、全然良くないよ!? そもそも引っ付くのもやめよう、というかそんな心掛け別にいらないから!」
「えー、ユウキちゃんはいけずやなぁ。私とショウくんなりのスキンシップなんに」
「ショウは多分望んでないから、ある程度好きにさせてから言った方が効果的だとか、単純に慣れて何も言おうとしてないだけだから。というか、はやてちゃんは大学出てるんだよね? この店の店長さんなんだよね? 店長さんがそんなで良いと思うの?」

 大声を出し過ぎて疲れたのか、常識的な問いかけで説得する方向性に変えたようだ。おそらくだが、俺の予想でははやての回答は斜め上に行く気がしてならない。

「そんなんでええかって? そんなんええと思っとるよ!」
「そうだよね……ええぇッ!? 何でそうなるのさ!」
「ええかユウキちゃん、ショウくんは凄腕のデュエリストなんやで。凄腕のデュエリストが通ってくれる店なら活気も出てくるやろうし、うちのお店のチームの強化にも繋がる。そして何より、本屋の仕事にブレイブデュエル、家事全般出来るお婿さんもゲットできるんや! 現状から想定できる人生設計で最高のプランやないか!」

 前半や本屋の仕事とかに関しては店長としての立場からの発言だと思えるが、お婿さん云々は少なくても当人が居る前で言うものではないだろう…
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ