【スパロボネタ】御使いのいる家
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ませんかね?」
「いくら感謝してもしきれない恩人から離れる。それは喜ばしいことではない……」
「始まりの地から我等を押しのけようと言うのか?……憤怒を覚えるな」
「哀しい……貴方には私の胸中が届いていないのですね」
「その……何だかんだでミツルと一緒にいるの楽しいから。ダメ?」
成程つまり君らはそう言う奴なんだな。
ソルとかズィーなんとかに散々怒られてるくせに全然傲慢さ直ってねぇじゃねえか。あとテンプティはあざといこと言いながらあざといポーズですり寄ってくるの止めろ。
「もういい!分かった!飯くらいは一緒に喰ってやるからとっとと働いて金稼いで自分の部屋を作りやがれッ!!」
「もちろんさ!」「これも物質世界のさだめ……」「我に働けと言うのか!?」「楽しいことがイイー!」「ほう、二人ともまだ僕の喜びの鉄槌が必要なようだね――」「ぬおおおお!?や、やめろ!貴様がやると洒落にならん!!」「助けてサクリファイ!!」「アドヴェント、我等は今度こそ助け合って……」「助け合う事と甘やかす事は違うよ。その過ちは喜ばしくないね……」
どたばたどたばた。わーわーぎゃーぎゃー………と目の前で騒ぎ立てる四人に、俺は堪忍袋の緒が切れた。
「何でもいいから……テメェら暴れるんなら外でやらんかドアホ共ぉぉぉぉーーーーーッ!!!」
拝啓、お父様お母様。家に変なのが住みつきました。
「拝啓で始めたら敬具で〆るのが日本の手紙の習わしだよ、ミツル!」
「貴様、ミツル!手紙の最初には季節の挨拶や時候の挨拶を入れるのが礼儀であろう!ええい貸せ!我が強い怒りとともに書きしたためる!」
「ねーねー、全部絵文字で書いたら面白いと思わない?」
「私達の事をきちんと説明して下さらないのですね……哀しい……」
「うるせぇッ!!手紙くらい自力で書かせろ、っつうかプライバシーを考慮して勝手に覗くんじゃねぇぇぇーーーッ!」
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