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【スパロボネタ】御使いのいる家
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 最近、俺こと天竺(てんじく)(みつる)には悩みがある。

 というのも、俺の家に変なのが住み着いたのだ。それも、4人も。

「さあ、朝だよミツル!爽やかな朝を迎える事、それは人として喜ばしいことだ!!」
「……………」

 うるさいのが何か言ってるが無視して寝る。今日は日曜だから寝るのだ。俺は決めたのだ。

「おやおや、惰眠の誘惑が恋しいようだね?まったく、あのテンプティでさえ日曜の朝は欠かさず起きるというのに。日曜だけなのが玉に罅だがね」
「おお!プリキュアシリーズまた映画化するんだ!!楽しくなってきたなぁ♪そうだ、またミツルの財布からお金パクッて見にいっちゃお♪」
「なにぃ!?テンプティ貴様、我等の生活資金をそんなことに浪費していたのか!?アレは我等至高の4人の貴重な生活資金なのだぞ!!ええい、やはりミツルのような下等な者に財布を持たせたままなのが間違いだったのだ!このドクトリンに寄越せ!私が強い怒りを持って管理する!」
「えー!ヤダヤダ!ドクトリンに任せたら楽しい事なんにも出来なくなっちゃうじゃん!別にテンプティたちのお金じゃないんだし楽しい事に使っちゃおうよ〜!」
「ああ、また無用な争いが……やはり私達御使いは神に到るには程遠い存在だったのですね。ああ、哀しい……誰も私のことなど理解してくれない……今度こそ仲良く4人でと思った私が愚かでした。その財布は私が預かります」
「えええーーっ!!サクリファイなんかに持たせたら『貴方の為を思って』とかいって変なもの勝手に買うじゃん!!前にミツルに黙って一個20万円の望遠鏡とか買おうとしてたし!!アレ本当に誰の為ものだったの!?」
「なにぃ!?サクリファイ貴様、どうして買い物をする前に我々に相談しないのだ!?」
「だって誰も私の事を分かってくれないんだもの………」
「言わないと分からないだろう!」
「財布ー!!」
「哀しい……」

 ドタバタドタバタ。ぎゃーぎゃーわーわー………。

「――ミツルの前でこれ以上身勝手な真似をするのなら、罰が必要だね」
「ヒッ!?」
「ヌオッ!?」
「ハッ!?」

 その瞬間、俺の部屋にエゲツナイほどの殺意が充満した。

「ミツルのためなら、私は喜んで君たちに罰を与えよう……!」
「ば、馬鹿な!アドヴェント、貴様は我ら御使いの味方では……!?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!ゆ、許してぇ!!」
「わ、私は私なりにミツルの事を考えて……ああっ!?ッアアアアアアアーーーーーー!!」

 直後、アドヴェントの心底嬉しそうな声と残り三名の断末魔の悲鳴が響き渡った。

 数分後。

「ハハハハハッ!!クズニート共が束になったところで一度至高神に到ったこの僕には逆らえないんだよ!!…………ふう。騒が
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