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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第四十六話 事件後の穏やかな日々
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して局員からの情状酌量を求める意見により既に技術提供という形で一研究者として協力してくれている。
 その分裁判の合間にフェイトさんとゆっくり出来る時間は減ってしまっていた。

 そんな時にフェイトさんの試験当日に休みが貰えるとわかるや否やアースラの厨房と食材に使用許可を求めてきた。

 勿論すぐに許可を出して、今日のフェイトさんとアルフさんのお弁当はプレシアさんの手作りとなっている。

 それに長期滞在のために最低限の調理機器がプレシアさん達の部屋には備え付けられており、時間がある時はプレシアさんが腕を振るっているという話。

「二人の関係も良好そうでなによりね」

 レティの言うとおりね。

 さて私達も食事にしましょうか。




side フェイト

 母さんの作ってくれたお弁当を食べて、午後からの最終の実戦訓練を迎え、試験も完了した。

 それから試験場から移動して今は試験の結果を聞いている。

「魔法技術も使い魔との連携もほぼ完璧。
 戦闘も攻撃に傾倒しすぎだけどまあ合格点」

 戦闘が攻撃に傾倒しすぎっていうのはやっぱり私の戦闘スタイルの問題だよね。
  
 私が得意としているスピード。
 足を止めて防御をして攻撃をするというのはどちらかというとなのはのようなスタイルだし。
 士郎のスタイルは……士郎のスタイルってなんだろ?

 魔力弾は使用しているのは見た事がないけど剣の投擲や弓で遠距離は出来る。
 剣を使った近距離もお手の物。
 それに足を止めてのスタイルかというと庭園での自動機械との戦いではそんなのではなかった。
 威力も弱いどころか私なんかじゃ防げないような攻撃もあるし、かといって防御が苦手かというとそういうわけでもないし……士郎って結構反則だよね。

 とまだ話の途中だから考えるのは中断、戦闘スタイルについては後で母さんにも相談してみようっと

「うっかりやさんは今後気をつけてしまうとして」

 はうっ!
 実戦訓練の時にクロノとの戦いで負けて不合格と勘違いするという大きな勘違いをしてしまったのだから恥ずかしい。

 だけど

「おめでとう、フェイトさん。
 これをもってAAAランク嘱託魔導師認定されました」
「認定証の交付の時に面接があるからあとはそれだけね」
「はい。ありがとうございます」

 無事に合格できたことがうれしい。
 うれしいけどまだ顔が赤い気がする。
 でも
 
「おめでとう。よく頑張ったわね」
「やったね。フェイト」

 何よりもうれしいのが、私が合格した事を本当にうれしそうに笑みを浮かべて頭を撫でてくれる母さんと私に抱きついて尻尾を勢いよく振っているアルフ。

 すれ違ってしまった時もあったけど
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