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RSリベリオン・セイヴァ―
RSリベリオン・セイヴァ―外伝SHADOW 四話「初戦」
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飛び立ち、弾を追撃する真上のIS一機を鈍龍で打ち付ける。
ISの操縦者のうめきと共にその機体は一撃で爆発した。
「もう一丁ぉ!」
と、傍で唖然となるISの一機にタックルをかけ、そして鈍龍をそのISの頭上へ振り下ろした。
再び四機目が撃ち落され、部隊の半数を失ってしまう。
「そ、そんな……バカな!?」
しかし、呆然としている隊長に、相手は待ってくれなかった。
「こんのぉー!!」
背後の部下二名が爆発していくことに隊長は振り向いた。
「そんな……どこから!?」
それは、実態を見せず、刹那のごとく一瞬にして獲物を仕留める脅威の刃であった。
「喰らえ!」
玄弖が握る飛影こそがそれであり、彼の肉眼では捉えられぬ一瞬の攻撃で相手は急所を一撃で貫かれ、そして撃ち落される。
一瞬に聞こえた金属音と共にさらにもう一人目が撃墜される。
「どこだ……どこから攻撃している!?」
「隊長! このままだと、全滅です。ここは一旦引きましょう!?」
最後に残った部下が必死になって隊長の説得に入る。しかし、彼女は自分は「女」だから引くわけにもいかないという維持があった。
「ふざけるな!? たかが『男』共にこうも負けを認めるというのか!?」
「し、しかし……きゃっ!?」
突如、部下は背を飛影の刃が遅い、隊長の目の前で爆発した。
「そ、そんな……!?」
最後に残ったのは自分一人、この予想外の事態に彼女は混乱し始める。
「げ、解せぬ……解せぬぞ!? 我が、尖鋭部隊が何故こうも!?」
「満足だろうな? 女尊男卑を掲げて男たちを支配する気分は!」
「誰だ!?」
その声に隊長は振り返ると、そこには両手に黒い角錐状のナイフと思われし刃物を握った青年がいた。
「若い男……!?」
「そうさ! 男で何が悪い!?」
「くぅ……生意気な! キサマ達は何者だ!?」
「強いて言うなら、闇界のジャンク屋だ!」
と、発言と共に隊長が抱えるアサルトライフルを飛影が切り裂いた。
「なっ!?」
隊長は青年から距離を置いて、彼らの正体に目を丸くさせる。
「闇界……エリア14だと!? まさか、エリア14に新たな兵器が作られていたのか!?」
「詳しいことは知らんが、これだけは言っておく……俺は、お前たちを決して許しはしない!」
飛影の先を向け、さらに玄弖はこう叫ぶ。
「無関係な人たちを大勢巻き込んで、虐殺したお前たちの非道を許すものか!」
「フン! エリア14の男が正義面するなぁ!!」
混乱に続き、興奮状態に陥った隊長は、腰からナイフを取り出すと、それを握ってこちらへ襲い掛かってくる。
「死ねぇ! 男ぉ!!」
「女尊男卑に取り付かれた哀れな奴め!」
そして、隊長は飛影に懐を貫かれ、絶命した。

「どうにかなったな……?」
夕暮れ時。臨海公園のベンチ
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