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RSリベリオン・セイヴァ―
RSリベリオン・セイヴァ―外伝SHADOW 四話「初戦」
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な?」
「……」
「ま、軽く聞き流してくれ? じゃあ、お休み……」
と、弾は先に寝息を立てた。
翌日、玄弖達は早朝に起きると軽く朝食を済ませて旅立った。
「エリア20の目的地へ行くには、モノレールに乗った方がルート的に早い。とりあえず、モノレールの駅を探そう……」
弾が先頭に立ってモノレールの駅へ向かう。
「そういや、前にメガロポリス来た時もモノレールに乗ったな? あんときは興味本意で乗っかったばっかりに酷い目にあったけど?」
「ほう? どういう?」
大剛が最後尾を歩く玄弖へ振り向いた。
「それが? 偶然通りかかったIS学園の生徒。それも中国の代表候補生に案内料として結構金をぼったくられたぜ?」
「ははは……そりゃあ、災難だったな?」
「運が悪かったな?」
「うん……」
モノレールの駅は、偶然にも全か俺が来た時と同じ駅だった。
「あ、此処使った駅だ」
「ここが、一番よく使われている駅だ。平日はよく混んでるが、休日になるとそうでもない」
弾がそう解説しながら二人に切符の買い方と改札口の通り方を説明した。
――そういや、このモノレールでIS学園に行ったんだよな?
もし、IS学園へ入校できたなら、今一度箒に会いたい。玄弖はそう思った。

上空を、数機のISの編隊が上空で浮上していた。彼女らの纏う機体はステルス迷彩で目立たぬよう身を潜めていた。
「ターゲットは、例の量産型の破壊だ……」
眼帯の女隊長が任務を開始する前に内容の確認を部下たちへ促した。
「あの例の瞬間的攻撃は脅威だ。オリジナルと比べて機動力は劣るが、それでも我々にとっては恐ろしい存在になりかねん。ドクター・Tの情報によれば装着者がこの近辺に潜伏しているという。必ず見つけ出して、装着させるまえに抹殺しろ?」
「しかし、何故抹殺を? ターゲットは人ごみの中に紛れているため暗殺のほうが適しているかと思いますが……」
「ドクター・Tの命令だ。何が何でも『抹殺』を決行せよと……たとえどのような手段を選ぼうとも構わんそうだ。勿論、被害状況など気にする必要もないと?」
「死傷者を出したりしたら後から厄介ですよ?」
「そのために政府がいる。適当にテロの襲撃とでも理由付けておくだろう」
ISの集団は各自目標の空域へ移動し、ターゲットの三人がエリアへ入ってくるまで待ち続けた。
場所は、モノレールのホームである。
「スナイパー隊、ターゲットへ照準を定めろ。一撃で狙え? これが失敗に終われば我々は強制的に駅を破壊してまでもターゲットの抹殺を決行せねばならない」
「了解」
そして、ホームに現れた三人の中で大剛の後頭部に赤い光点が浮かび上がった。
「あれ? 大剛、これって……」
玄弖が大剛の髪の毛に浮かび上がる何かに気付いた。
「え?」
しかし、その現象に
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