暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1276話
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……じゃあ、ミロンガ改の整備はどうするんだよ」
「別に今日はこれで終わりって訳じゃないから、ちょっと待ってなさい。この人達の件を片付けたら、すぐに整備はするから」
「ああ。結局やるのか」

 エリナの言葉に思わずそう告げると、言われた本人は当然でしょうといった視線を俺の方へと向けてくる。
 ただ、それ以上何も言わないのは、ここにいる軍人にミロンガ改に関しての情報を出来るだけ与えたくないというのが大きいのだろう。
 まぁ、ウリバタケの方はそれを気にした様子もないが。
 にしても、さっきまで銃で狙われそうになっていたってのに、こうして見る限りだと普通にミロンガ改の整備へと意識を向けているんだから、かなり凄いよな。
 ウリバタケの部下の方の整備員は結構及び腰にも見えるってのに。

「いいから来なさい! あんた達、どんな監視をしているの。この件に関しては本社の方に報告して査定の対象にして貰うから、そのつもりでいてちょうだい」

 早速コミュニケでプロスペクターとゴートに連絡を取っているのだろう。エリナの怒っている声が聞こえてくる。
 少し離れているから向こうが何と言ってるのかは分からないが、それでも困った顔をしているプロスペクターの姿は見える。
 ゴートの方は、多少申し訳なさそうな表情を浮かべているだけなのを考えると、微妙に対象的な感じだ。

「うわぁ……あの人もキッツいねぇ。美人は美人なんだけど……」

 しみじみと呟くウリバタケ。
 へぇ、技術者だけど女にも興味があるのか。こういうタイプって珍しいよな。
 俺が知ってる限りだと、SEED世界のコジローは職人といったタイプで女には興味がねえ! って感じだったし、ロイドもKMFやシャドウミラーの技術、それとプリンには興味があったけど、女には興味がない。……まぁ、最終的にセシルとくっつくんだろうけど。フィリオの方は今は連絡が途絶しているOGs世界の方に恋人がいて、浮気をするようなタイプじゃない。
 他の技術者の面々もそれらと似たようなもので、技術については興味があるけど女に興味がないって者の方が多い。……いや、エキドナや茶々丸、セシルといった面々に対しては追われる事も多いので、苦手意識を持ってる者も珍しくはない。

「いいから、とにかく早く来なさい!」

 そう叫ぶと、コミュニケの映像スクリーンが消える。
 ……うん、本当にきついよな。
 それはともかくとしてだ。
 銃口を兵士の方へと改めて向けながら、口を開く。

「だから、迂闊な真似をするなって言ったよな? そこのお前だ」

 その言葉に、視線を向けられた兵士が動きを止める。
 俺がエリナの方へと意識を向け、ウリバタケと会話をしている隙を狙って何らかの行動を起こそうとしたのだろう。
 顔が強張ってお
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