暁 〜小説投稿サイト〜
『最低な女』
『複雑な想い』
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紘希からのメール、暫く返信して無かった。
支度金用意するのに朝出勤して夕方1回娘迎えに行って、一旦帰って御飯と風呂してからまた夜中迄出勤してたから。

蒼が県外に行った後、少し落ち着いたから紘希にメールしてみた。
事情を話した。
納得してくれた。
久々に皆で気晴らしに遊ぼうって誘われた。

姑と一緒の時に電話が鳴って、姑が察したのか『門限0時ね〜♪それまでどっか行っとけぃっ!!孫は人質じゃ♪』ってノリでOKが出たから行くことにした。

今、近くに居るから、迎えに行くから家の下に居ってって。
姑に娘の荷物も預けて、お願いして階段を駆け下りた。

紘希がホンマにすぐ来た。
まだ誰も乗っていなかった。
助手席に促された。
何故、近場に居たのか聞いたら、逢いたかったからって言われた。

この感じは微妙。
説教されそう。
不倫の次はデリ辞めろとか...。
辞めろ言われても無理。
生活出来んなるし...。

予想は外れた。

『行きたいとことかしたいこととかある?まだ友達誰も誘ってないし何も決まってないんよ。未桜チャン決めてやぁ』

いつもの人数くらいなるんならカラオケとかのが妥当なんじゃないかな...御飯も食べれるし酒も飲めるし。

カラオケに決まった。
皆来るって。
紘希と未桜が先行って部屋取ってメールしてきてって。

カラオケに着いて、妙にお腹空いてた未桜はメニュー表に目を通す。
紘希が笑う。
未桜は『朝から何も食べてなかったから仕方ないやんかっ!』って、ふくれっ面で言い返した。
紘希は手を叩きながら大笑いする。
笑いきった後『それはあかん!はよ食べな倒れる!』って...。

最初に来た子がドアの所から聞いてたらしく『夫婦漫才やなぁ』って言いながら入ってきた。

とりあえず、ドリンクと皆でつまめるモノと、未桜の御飯になるようなものを頼んだ。

その子は、いきなり歌い出した。
歌いながらボリュームやエコーの調節を始めた。
調節もメッチャ手慣れてるし、歌もメッチャ上手。
未桜は音痴やからカラオケ行く人間も限られてる。
それに、機械の調節とかもしたこと無い。

カラオケとか妥当やなって思ったけど、歌わなあかんとか言われたら逃げるしかない。
紘希は別として、他のメンバーも優しいけどあんまり絡んでないから心開いてないし、音痴ドン引きされても嫌な空気なる...。

未桜の中で葛藤が起きる。
空腹過ぎて頭廻らんし吐き気するから、とりあえず食べよ。

2人は交互に歌ってる。
紘希も上手。

食べ終わって暫くしたら皆来た。


乾杯した後は自由に歌って飲んで食べて。
未桜は、リクエスト無いか聞かれて答えてた。
無理矢理歌わされることが無くて
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