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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第43話 波乱の幕開け
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とは思えない言葉、しかもなんだかライザーも憑き物が落ちたような顔をしているわ。
「そ、そう。ならいいのだけど。では今日は何のためにここに来たのかしら」
「ああ、それは……」
そう言ってライザーは部室を見回し……私に目を止めた。っていうか私!? あ、もしかしていろんな事したことに対して文句言いに来たのかな? まあ色々したしな〜。言われてもしょうがないか……。
そんな風に思っているとライザーは私の前までやってきてソファーに座る私の前に……跪いた!?
「あ、あの?」
混乱する私のことなどお構いなしにライザーは私の手を取ると……
「神裂火織、俺は……お前のことを愛している。これからはお前のことだけを見るとここに誓う。だから……俺と結婚してくれ」
………………
………………………………
………………………………………………え?
『えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?』
皆の驚愕の声が部室に木霊したけど、私には正直それが耳に入ってこなかった。だって……結婚? 私が? ライザーと!?
「あ、あの、なんで……」
こんな時なのにそんな事しか言えなかった。
「本当はゲームの時には気付いてた。俺が君に惹かれていることに。気付いたのは屋敷で君と別れる時だ。あの時初めて気付いた。俺がどうしようもなく君に惹かれていることに。君はこれまで出会ってきた人の中で唯一、俺のことを対等に家のことなど関係なくライザーとしてみてくれた。俺がどれだけ高圧的に接しても君は折れることなく気高く美しく在った。俺はそんな君に……どうしようもなく惹かれていたんだ」
ど、どうしよう。これ、ガチだ。今まで何度も告白されてきたけどこんなに本気な心が伝わってきたのは初めてだ。でも私は原作始まったらいい男探そうって決めてたし……ってあれ? もう原作始まってるんだっけ? 加えて以前はともかく今は……ライザーもいい男よね? 前までホストみたいだったのに今は好青年って感じだし。格好とかは変わってないのに表情一つでこんなに変わるものかな?
や、ヤバイ、どうしよう? 正直私はライザーのことどう思ってるのかいまいち分からないし、そもそもライザーをそういう相手として候補にあげてなかったし、でもこれを逃すともういい男なんて現れないかもしれないし……。
もしOKしたら皆どう思うだろう? そんなことを思って顔を上げると…………あ、そうか。そうだよね。なんで気付かなかったんだろう? 答えなんて決まってた。
私はライザーに取られていた手をゆっくり引き抜いた。
「あ……」
ライザーは愕然としてるけど、OKするわけにはいかないのよ。
今
(
・
)
は
(
・
)
ね
(
・
)
。
「ライザー様、お気持ちは嬉しいです。そ
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