暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第43話 波乱の幕開け
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です。可愛いから思わず抱きたくなるって」

 そんな頬を赤らめてくねくねしないでくれ! 俺も変な気分になっちまうだろうが!

「イッセー、我も抱く」

「いやだから誰も抱かねぇって!」

「イッセー、自分の使い魔をもう少し可愛がってもいいと思うんだけど」

「お前ホント変わったな!」

「イッセー、姉妹丼なんてどうかにゃ?」

「可愛い顔で下品なこと言うな!」

「んにゃ〜、可愛いなんてそんな」

「黒歌さんだけずるいです! わ、私はずっといっしょにいるんですから子供が1人くらいいてもいいですよね?」

「落ち着けアーシア! 何を言っているのか分からない!」

「これはうかうかしていられないわ。来なさいイッセー! すぐに引越しの用意よ!」

「今からですか!?」

 ってこんな事してる場合じゃない。臨界点がすぐそこに! や、ヤバイ、そろそろ限界。

「み、皆、話なら後から聞くからとりあえず今は離して……」

「だからそれはダメって言ったにゃ!」

「私だけ一緒がダメなんてズルいじゃない!」

「抱きしめるなら幼馴染よりペットの私よ!」

「私だって猫です! カラスよりは猫の方が抱き心地いいです!」

「皆勝手。イッセー、我の」

「龍巳さんも勝手です! 私だって欲しいです!」

 って皆様聞いてらっしゃらない!? あ、ヤバ、もう、限……界……。







 その日、俺の尊厳は完膚なきまでに死んだ。







   ☆








「さて、先程の試合、皆はどう思う?」

 我が主、サーゼクス・ルシファー様の呼びかけにすぐに答える者はいませんでした。今私の前では四大魔王の方々が先ほどの試合に関して1つのテーブルについて話し合っています。そしてそれぞれの後ろには私を含め眷属が全員揃っています。これだけのそうそうたる面子が揃うのはなかなかありませんね。

「まず言えることは……」

 まず最初にアジュカ・ベルゼブブ様が口を開きました。

「赤龍帝の幼馴染という姉妹たちはなかなか刺激的な格好だった」

 ……は?

「うむ、やはりそう思うか」

「だよね〜、なかなかエッチで眼福だったな〜」

「ゴスロリの娘などほぼ丸出しだったな」

「実にいい物を見せてもらった」

「これからもあんな格好で試合してくれるんなら今後が楽しみだよ〜」

『『『『………………』』』』



ズパパンッ!



「「「へぶっ!?」」」

 私はサーゼクス様の後頭部を思いっきりハリセンでぶっ叩きました。見ればアジュカ様、そしてファルビウム・アスモデウス様もそれぞれの眷属にハリセンを叩きつ
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