暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第43話 波乱の幕開け
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際左腕を代償にし、これからも同様にどれだけ代償を払っても助け続けると約束した。



 ………………

 ………………………………

 ………………………………………………これかぁ!?

 え、じゃあ何? 本当に部長たち俺のことが好きなの!? ただでさえ俺は火織のことが好きで、さらに黒歌姉たちの気持ちに気付きつつ気付いてないふりをするっていう爆弾まで抱えてるっていうのに! いやこれはまあ本人たちにはバレてるっぽいんだけどさ!? 

「というわけでイッセー、私もあなたの家に住むことに決めたわ」

「ってどういうわけですか!?」

 いや好きな人のそばにいたいって気持ちは分からなく無いですがアグレッシブ過ぎません!?

「下僕との交流を深めたいのよ。アーシアやレイナーレだって住んでるし、もちろん私もいいわよね?」

「いいわけないにゃ!」

 そこからは俺をそっちのけで激しい言い合いが続いた。っていうか俺の家に住むか住まないかの話なのに俺の入る隙ないよね? これ、どう抵抗しようとなし崩し的に部長転がり込んでくるんだろうなぁ〜。

「ふふ、イッセーも大変ね」

 そんなふうに黄昏れてると火織が話しかけてきた。あの中に火織が混ざってたらどんなに嬉しいか……。

「……下僕と交流するにしても、なんでうちなんだろうな? それもこんな急に」

「ま、色々あるのよ。頑張りなさいよイッセー」

 う、この反応絶対火織も気付いてるな。部長たちの気持ちのこと。でも俺が気付いてることには気付いてなさそうだからそれだけが救いか?

「それよりイッセー、お腹の方は大丈夫?」

「へ? お腹?」

 その瞬間、俺のお腹がグルルルルッと盛大に鳴った。でもこれはもちろんお腹が空いた音なんかじゃない!

 し、しまった忘れてた! 俺あんな量の浣腸されたんだった! ヤバイこのままじゃ……!

「か、火織、俺ちょっとトイレに……」

 そう言って急いでトイレに行こうとしたんだけど

「「「「イッセー!」」」」「イッセーさん!」「お兄ちゃん!」

 ってえぇ!? 皆様急に掴みかかってきた!?

「私も一緒に住んでいいわよね!?」

「ダメって言うにゃ、イッセー!」

「イッセー、我の!」

「私のご主人様よ!」

「わ、私はずっと一緒に居ていいって約束しました!」

「約束だったら私もです。お兄ちゃん、抱いてくれるんですよね?」

「「「「「「って何その約束!?」」」」」」

「って白音ちゃん、間違ってないけど誤解を招くような言い方すんな! 抱くって言っても抱きしめる方だろ!」

「それだって問題よ!」

「白音、いつの間にそんな約束したにゃ!?」

「ゲーム中
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