二十三日目〜二十六日目
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は『鉄の短槍』と『革の軽鎧』と『甲殻の盾』である。そして五人長や十人長には『革の軽鎧』より、防御力が高い『甲殻の胴鎧』と『甲殻の兜』である。そして補助武器として『鉄のボウイナイフ』や『鉄の片手剣』を装備させた。
どうして、俺達がオークを襲うのか?特に理由はない。奴らに恨みなどないし、ただ俺達は襲うと決めたら襲うだけだ。酷いと思うかも知れないが、自然界では珍しくもない光景だ。俺達は、森の掟に反している事はしていない。弱い奴が死に、強い奴が生き残る。それが自然の森の掟だからだ。
こうしてオークの採掘所を襲って、一つの生存競争は終了した。オークリーダーを筆頭とした脅威度が高い連中は、ゴブ郎が糸を出して捕縛して動きを封じてから殺し、後の連中もゴブリン達の連携で各個撃破されて死んでいった。俺達のグループに幸いにも重軽症者は多数出たが死者は出なかった。数多くでた負傷者は、ゴブ郎がいつのまにか回復魔法を覚えていたので、ゴブ郎は負傷者の治療を行った。これにゴブリン達は深く感謝して、同期ゴブリンは、より一層ゴブ郎を群れのリーダーとして慕うのだった。採掘所の中やオークたちが装備している武器は、かなりいいものが沢山あった。ショートソードやピッケル、精霊石も多数発見した。精霊石を加えて、より強力な武器が作れるかもと期待する俺だった。
戦利品を回収後は、全員でオークを焼いて焼肉パーティーを実行に移した。正直いってオークをそのまま鉄板で焼いているので、絵図としてはグロイが、豚肉が焼ける臭いに負けて俺達は腹をならせて、豚肉に食らいつく。鉄板焼きの豚は本当にうまい。これで焼き肉のタレをつけてご飯と食べたいと本当に思う。ご飯がなくとも酒も一緒に飲むのも悪くないかもと思う。そう思いながらオークをたらふく食った俺達は、陽が落ちる前に洞窟に戻って、いつも異常に眠気が襲い爆睡するのだった。
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