半妖が見るは剣舞か争か
始まりの世界
失ったもの
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があるからといって左眼が見えなくなることや失明することもありません」
そして白は弁当箱を取り出した
白「さて、そろそろ昼食を頂きましょうか」
その瞬間昼休みの終わりを告げるチャイムが高らかに鳴り響いた
時間は飛んで放課後
私はこれから始まるクレア達とヴァルサリアの闘いを見に来ていた
双方が剣舞の舞台に現れ・・・カミトさんがいませんね。
大丈夫そうにしていましたがあれだけ怪我をしていたらまあ剣舞はできませんよね
・・・チームスカーレットの中にいる一人だけ服装が違う人ってお姫様ですよね・・・・・・・・・いつの間に仲良くなったんでしょうか。うーんカミトさんの行動は謎が多すぎますね
アマネ「先輩はどちらが勝つと思いますか?」
気配を消していた筈なのにアマネさんはどうやって私を見つけたのでしょうか・・・
白「クレア達でしょうね」
アマネ「即答ですか。そしてまた何故でしょうか?チームスカーレットはメインアタッカーのカミト先輩もいません。先輩は贔屓をするような人ではないですよね」
白「もちろんです。贔屓等無しにしてもクレア達が勝つと思っています。確かにヴァルサリアは強いのでしょう。ですが彼女は自分の力を過信しすぎている。いや、自分の力以外を信じていないといったところでしょうか。私は力とは絶対的な個よりも完璧な集の方が大きいと考えています。ヴァルサリアという絶対的な個よりもクレア達の完璧な集。カミトさんが抜けたとしてもそれは集のなかにあったフィニッシャーとなる個がなくなったに過ぎません。まあカミトさんも集の一部と成り得るのですが。要するに他人のことを信用せずに単独で闘っているヴァルサリアにクレア達が負ける道理はないということですよ」
アマネ「先輩の説明が長すぎてもう始まっていますよ」
・・・酷くね?
白が考えた通りヴァルサリアは開始早々仲間を置いて一人でチームスカーレットの本陣に乗り込んでいた
白「流石、静寂の要塞(サイレント・フォートレス)は強力な精霊魔装ですね。ですが・・・」
アマネ「ですが、なんですか?戦況を見る限りヴァルサリア先輩がやはり押しているようですが」
白「この闘い、そう長くは続かないみたいですね」
ヴァルサリアの力は絶対的、その一言に尽きる。だがそれでもクレア達が闘えているのは彼女たちの立ち回り方が非常に上手いからである
アマネ「しかしヴァルサリア先輩、あれだけ強力な精霊を使役しながら闘うってよくもまあ神威が持ちますよね。もしかしたら黒銀先輩と同じかそれ以上の神威を溜め込んでいるのですかね?」
白「それはないですね。それよりもようやく仕込みが終わり
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