第3話 雨の日の帰り道
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無視しないでください!」
八幡「はいはいあざといあざとい」
友達「あ、私は大丈夫ですよ。私は傘持っているんで、いろはが傘忘れたみたいなんで待ってたんです。最初は送っていくって言ったんですけど、悪いから良いって」
八幡「はあ?何で?」
いろは「いやぁ、もうそろそろで止むかなぁ、なんて」
八幡「お前…今日はこの後明け方まで降り続けるんだぞ、明け方まで待つ気かよ」
いろは「まあそうなったら…先輩を呼べばいいかなぁって」
八幡「おい、人をタクシーみたいに使おうとしてんじゃねぇよ。こちとら疲れてんだぞ社畜なめんな」
いろは「そんな所で威張らなくても」
八幡「しょうがねぇな…ほら傘貸してやるよ」
いろは「え?先輩は?」
八幡「俺はいい、走って帰る。それでそっちの友達は大丈夫か?」
友達「……は、はい私はこっちですので、それにここからすぐですから」
八幡「そうか」
いろは「それじゃ、また明日ね」バイバイ
友達「うんまた明日」バイバイ
八幡「ほれ傘、それじゃあな」
いろは「待ってください!」
八幡「…んだよ」
いろは「それじゃあ先輩濡れるじゃないですか」
八幡「良いんだよ俺は、お前が濡れるよりはましだ」
いろは「何ですか? それは俺がお前を守る的なあれですか?ちょっとグッと来ましたけどやっぱりちょっとまだ早いと思うので出直してきてくださいごめんなさい」
八幡「……はぁ、もう何が言いたいか分かんねぇよ」
いろは「とにかく、せっかく場所が一緒何ですから一緒に帰りましょうよ」
八幡「何お前、俺に歩いて帰って濡れろって言ってんの?」
いろは「違いますよ。つまりこういう事です!」
まだ渡していなかった傘に一色が入ってきた。
八幡「は?お前何してんの?」
いろは「え? 先輩知らないんですか? これは相合傘と言って」
八幡「そんなもんは知ってる、何で入ってるんだって事だ」
いろは「だって、一緒に帰るならこうするしかないじゃないですか〜」ダキッ
八幡「おい何腕に抱きついてんだ、離れろ。あざとい」
いろは「何ですか? 先輩照れてます?」
八幡「ンなわけねぇだろ」プイ
いろは「あは、さぁ先輩行きましょ」
八幡「はぁ……しょうがねぇな」
2人で傘に入りながら歩き始める。
いろは「先輩今日のご飯どうするつもりだったんですか?」
八幡「あ?適当にチャーハンでも作ろうとしてたけど」
いろは「おぉ、先輩が料理してようとしてたんですね。偉いですよ!」
八幡「上からだな、まあお前に言われたからな、少しでも弁当とかに頼らないようにな」
いろは「へへ、そうですかぁ。あ、先輩」
八幡「ん?なんだ?」
いろは「お仕事お疲れ様です」
八幡「お、おう…」
いろは「って言うか、先輩何気に車道側歩いてるとかあざといです」
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