暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第2章:埋もれし過去の産物
第36話「命からがら」
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一発一発が弱い砲撃魔法並の威力です。気を付けてください。」

「あはは、安心しなよ。さっきのよりは威力は低いよ。さっきのよりは...だけどね!」

「「っ....!」」

  緋雪の言葉と共に、勢いよく魔力弾は迫ってくる。
  それを二人で連携して対処する。
  アミタが残った片腕で魔力弾を放ち、勢いが弱まった所をキリエが切り裂く。
  二人の連携でこそ凌げているが、徐々に押されていく。

「っ、ぁあっ!?」

「キリエ!」

  ついに対処しきれず、キリエは魔力弾を喰らってしまう。
  片方がダメージを受けた事により、魔力弾は対処しきれなくなり...。

     ―――ザンッ!!

「―――大丈夫か!?」

  魔力弾が当たりそうになった瞬間、魔力弾が切り裂かれる。
  現れたのは死んだはずの神夜。

「...面倒。12回も殺さないといけないなんて。」

「っ...緋雪、お前を...止めてみせる!」

「はっ!やってみなよ!何回だって殺してあげる!!」

  神夜はFateのヘラクレスの宝具“十二の試練(ゴッドハンド)”により、12回殺されないと死なない。
  おまけに、死因となった攻撃には耐性が付き、効きにくくなるという効果もある。
  だからこそ神夜は生き返り、緋雪に立ち向かった。





「....これで三回目。」

「...っごふ、はぁっ、はぁっ、はぁっ....。」

  爆殺、斬殺、圧殺。それが神夜の三つの死因。
  結果は明らかだった。神夜はアミタとキリエとも連携を取り、緋雪と戦ったが、二人は気絶、彼は計三回も殺された。

「あーあ、飽きちゃったな。もう、こうなったら....。」

  先にアミタとキリエを殺そうと、照準を変える。

「させ、るか....!」

「邪魔。」

「ごっ....!?」

  邪魔をしようとした神夜は緋雪に殴られ、吹き飛ばされる。

「じゃあ、殺すね。やっちゃえ、シャルラッハロート!」

〈“L?vateinn(レーヴァテイン)”〉

  今までのレーヴァテインよりも激しく燃え盛り、その大剣を振りかぶる。

  そして―――









「―――“ 満ちる極光(セイクリッド・フィナーレ)”!!!」

  緋雪を多数の魔法陣が包囲し、極光に包まれた。

「司....?」

「逃げるよ!」

  魔法を放った人物...司はすぐに神夜達三人の下へ駆け寄り、転移魔法を使う。

「...ぁあああああああああああ!!!」

「っ...!(あの大剣の魔力で防がれた...!?)」

  緋雪は先程の魔法を大剣に込めていた魔力で防ぎ、爆発させ、相殺
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