暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
第21話「セカンド幼馴染」
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てくれたんだな。

「....ね、確か、洗脳を解く鍵って、印象に残った思い出を思い出させる事だったよね?」

「そうだが...いつ知ったんだ?」

  確か、マドカは洗脳の解き方は知らなかったはず...。

「束さんに教えて貰ってた。」

「そ、そうなのか...。」

「...それで、秋兄はなんか心当たりはない?彼女の印象に残りそうな出来事とか...。」

「うーん....。」

  鈴の印象に残りそうな事か....。

「すまん、分からん。」

「そっか...あ、でも秋兄なら無自覚にそう言う事やってのける事があるんだよね。」

「そ、そうなのか?」

  俺、そんな事やってたっけ?

「まぁ、今は気にしてもしょうがないよ。」

「.....そう、か。」

  洗脳が解けないのは嫌だけど、解く条件を満たせてないならしょうがない。
  地道に条件を探すしかない。







       =桜side=



「...で、今度は何の用だ?」

  秋十君とは別に、俺は織斑に呼び出されていた。

「どういう事だ...なぜユーリ・エーベルヴァインがここにいる!?」

「...あ?なんだ?お前、ユーリちゃんと知り合いか?その割にはユーリちゃん、なんの反応もなかったけどさ。」

  そういえば、こいつ俺の事を“転生者”とやらと決めつけていたな。
  となると、ユーリちゃんもなにかしらの“原作”に登場するのか?
  俺が与えられた知識にはユーリちゃんはいなかったし。

「しらばっくれるな!彼女のエグザミアはどうした!?マテリアルは!?」

「....エグザミアはユーリちゃんの専用機だぞ?それと...マテリアル?なんだそれ?」

  確か原材料って意味だったはずだ。
  ...まぁ、こいつが言ってるマテリアルはまた違うものだろうけど。

「惚けても無駄だ!どうせお前も魔法が使えるんだろ!?卑怯者め!」

「....はぁ、あのな、いくら天才でも魔法を再現するには至ってねぇよ。できたとしても、それは魔法に似た科学なだけだ。」

  ちなみに束は科学で魔法の再現に取り掛かってたりする。
  なんか夢で見た魔法を再現してみたいんだって。
  ...おや?何か今、ピンク色の砲撃が頭をよぎったような....?

「第一、お前はユーリちゃんがどういった環境で育ってきたか知らないだろ?」

「あ?なに言ってやがる!」

「...本人があまり広げたくないから言わないがな...少なくとも、平凡とはかけ離れた環境だったさ。だから俺たちワールド・レボリューションが引き取った。」

  ...っと、論点がずれてたな。

「あー、いくらバカでも
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