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ソードアート・オンライン 〜白の剣士〜
burst
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ヴ!」

シュタイナーが詠唱を唱えると光は徐々に形を変え、彼の身体に武器として姿を現した。
そしてその武器には微かな雷を纏っていた?????

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「どぉらッ!」

「はぁッ!」

シオンとエリーシャは後方にいるシノンの援護を受けながらシュタイナーの時間稼ぎをしていた。ひたすら一撃離脱を繰り返し続け、タイミングを見計らって大技を叩き込みたいところではあるのだが・・・

「さすがにそんな隙を与えてくれるわけもないか・・・」

「まあ、そんな隙あったらどれだけ楽に倒せるやら」

シオンの愚痴にエリーシャは攻撃を回避しながら距離をとる。こうしてエリーシャが中距離からの支援も加えているおかげでスリュムからのタゲを分散させることができている。しかし、それでもジリ貧であることに変わりはない。

『どうする、正直このままじゃ俺たちのHPが0になる方が先だ。かといってもう時間もない、リキャストタイムを考えると・・・』

「シオン!」

「ッ!しまッ・・・!!」

一瞬の迷い、それが戦場では命取りとなる。スリュムの拳がシオンの右を直撃すると、その体は高速で吹き飛び、側面の氷壁に勢いよく叩きつけられた。その凄まじい衝撃に息が詰まった。

「ガハッ!」

「シオン!」

意識が飛ぶような感覚に見舞われたシオンはその場に倒れこんだ。目の前にはすぐに2撃目にを繰り出そうとしているスリュムの姿。

「ここまでよく踏み止まったアルヴヘイムの羽虫よ。どれ、最後は一思いに逝かせてくれるわい!」

「そう、かい。だったら早くしてくんねぇか?こちとらもうクタクタなんでね・・・」

「ぬぅうううんッ!」

スリュムが重い拳を振り下ろした、そしてその拳がシオンを押し潰そうとした時。

「だから、とっとと来やがれ。シュタイナーッ!!」

瞬間、スリュムの拳を謎の光が弾き返した。その光は僅かに青白く光っており、そして電流が流れていた。不規則に瞬くその電流の中心に彼は立っていた。

「待たせたな」

「ああ、待ちわびたよクソッタレ」

シオンは差し伸べられたシュタイナーの手を掴んで立ち上がると先ほどとは違う彼の姿を一通り眺めた。
蒼銀色の軽装型の鎧、そして腕には同系色のガントレット、そのどれもが洗練された美しいフォルムを纏っていた。

「いけるか?」

「いつでも!」

ガシャッ、とガントレット特有の金属音を鳴らし力を込める。すると先ほど同じ青白い電流がシュタイナーを駆け巡る。その力は周りの者にまで影響を及ぼすかのように伝わってきた。

「凄い・・・!」

「綺麗・・・」

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