burst
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り飛ばされ、HPの2割を削られてしまう。
「先に援護に行ってくれ!俺もすぐに合流する!」
「おうともさ!」
そう短いやり取りをしてキリトは財宝に向けてクラインはスリュムの方に走り出そうとしたその時、シオンの一言で止められた。
「いや、クライン。お前もキリトの方に向かってくれ」
「は!?オイオイそりゃどういうことだよ!!」
「言葉通りだ、人数は多いほうがいい」
「でもシノンはどうする?」
クラインの問いにシオンはゆっくりと歩き出しながら答える。
「大丈夫だ、俺とシューでなんとかする」
「2人だけで大丈夫なの?」
「寧ろ2人の方がいいかもな。そうでもしないと・・・」
シオンは剣を抜いて呟いた。
「巻き添えを喰らうかもしれねぇからな」
そう言ってシノンを後方に下がらせるために全力で踏み込むと少々強引ではあるがシノンの首根っこを掴んでバックステップでスリュムの踏みつけを回避した。
「ワリィな、遅くなった」
「本当よ。それで、どうするの?」
「シューと俺で時間を稼ぐ、シノンは回復してからそのまま後方支援に移ってくれ」
「正気?」
その短い言葉にシオンは冗談混じりでこう返した。
「イカれてなきゃ、この世界じゃ生き残れねぇよ!」
そう言ってシオンはシュタイナーの側についた。
シュタイナーは何やら集中しているようでそれをなるべく妨害しないように話しかけた。
「俺が前に出て時間を作る。後は頼むぞ」
「了解、預けるよ僕の時間を」
「承っ、たッ!」
シオンは地面を這うように低姿勢でスリュムに高速で突っ込むと右サイドからもう一つの影が現れた。
「私を忘れないでよね!」
「エリー!」
「私も久しぶりに暴れたい気分なんだから、手伝わせてよ、ねッ!」
エリーシャは大剣にチェンジするとその大きな獲物を横薙ぎに振り払った。それからすぐに後退し、武器を変えながらヒット&アウェイを繰り返す。シオンも負けじと攻撃を繰り出す最中、後方ではシュタイナーが準備を進めていた。
「来い、《雷電》」
『ガォオオオッ!』
轟く雄叫びと雷と共に現れたのは彼の所有する戦国龍《雷電》。その雷電に対し、シュタイナーはそっと優しく触れた。
「君の力を貸してくれ」
『グルルル・・・』
雷電は喉を鳴らし、シュタイナーに身を預けた。そして次の瞬間雷電は眩い光を放ち、シュタイナーを包むように纏った。
『覇王の眷族、鋼の賢者が願い奉る。豪雷の拳、神楽の雷龍。我、疾風迅雷の魂を纏いて百鬼を祓い、覇道を統べよ!』
『ギャォオオオッ!!』
「解放、エレクトロドライ
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