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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
ツッコミとボケでは、ボケの方が強い…様な気がする。
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ては?…近衛騎士隊の事なら大丈夫です!副隊長の私めが、隊長代理を全うして見せますから。何だったらそのまま隊長になっても良いですよ!」
おや…ご立腹じゃない例外がお一人。

「な…そ、それは…」
一体どんな精神なのか、この状況に乗っかり上司を小馬鹿にし始めた。
ご立腹から一転、ブルってる上司を見て大笑いする副隊長さん。
どこにでも居るのね…こんなヤツ。

「おいおい…近衛がそんなんで大丈夫なのか?ロマリアって結構大国だと思ってたんだけどなぁ…」
「いくらリュカ殿でも、今の言葉は許せませんね!今、此処に居る近衛兵達は、我が国でも有数な貴族様達ですぞ!だからこうして陛下のお側で、権力だけを振り回しているんです!貴族の家柄に生まれなければ、兵士にすらなれないヘタレ共です!…ね、隊長!そう言えば隊長は侯爵様でしたね(笑)」
どっちもすげ〜…
ロマリア人じゃないからこそ馬鹿に出来るお父さんと、ロマリア人だからこそ馬鹿に出来る副隊長さん。
兵士の皆さん、小刻みに震えてます(笑)

「つまり…アホたれ貴族が実力のある平民達を危険な前戦に追いやり、自分たちは後方で安全に我が儘に威張り散らしているって事?」
「その通りですリュカ殿!…しかし悪い事ばかりではありませんよ…前線に出るという事は、私の様に平民出身でも、功績を立てて出世する事が出来るのですから!」
物は言いようね…

「その割には、お前は副隊長なんだ…ロマリア王は人を見る目があると思っていたが、存外大したことは無いの?」
「私が隊長になれないのは、平民の下には就きたくないと言う、素晴らしい意見をお持ちの貴族様方がいらっしゃるからですよ。陛下は素晴らしいお方です!勘違いなさらずに…」
ここまでの会話で、笑っているのは3人。
パパと副隊長さんはOKとしても、何故に王様も?

「ふ〜ん…貴族が随分と力を持ってるんだねぇ…そう遠くない未来に、この国は潰れるね!」
止まらない侮辱…
我慢出来ない兵士達…

遂に1名を除く兵士達が襲いかかってきた!
顔を真っ赤に染め上げ、勢い良く剣を抜き放ち、凄い勢いで迫り来る!
「バギマ」



彼等の名誉の為に私は何も語らないでおく…
ただ一つ言えるのは、唯一襲いかかって来なかった副隊長さんが、お父さんに特別料理を振る舞って、頭をひっぱだかれました。

アイツ面白い!







さて、日付も変わり本日は新しい家族に対面する日です。
多くは説明しませんが、新しく家族が増えました。
イシスって国に、新しい家族が増えました。
異世界なんだけどね………


「お父さん、赤ちゃんに会うの楽しみだね!私の妹、可愛いといいなぁ」
お母さんの機嫌がちょっと悪いけど、こんな美味しいイベントをスルー出来ない私
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