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幻想の黒い霧
第一話『目覚めと戦慄』
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心当たりでも
あるんですかい?」

一人の青年が慧音に声を掛けた
そして慧音は荒い口調で

「私兵!今すぐ里の警戒度を上げてくれ!」

「へっ?い、一体どうして…」

「早く!!」

「りょ、了解しやした!お前ら行くぞ!」

「「「おぉーー!!」」」

「慧音先生?一体どうしたんです?」

椿と浩介の父親が慧音に話し掛ける
慧音はこう答えた

「…“黒霧”が、目を覚ました」

「…く、黒霧…?一体そりゃあ…」

「…君達も早く自分の家に帰りたまえ、
決して外も見ず、外に出るんじゃない、
…分かってくれ」

慧音の並々ならぬ雰囲気に、父親は子供達を
連れて人里に入っていった

「…また、死ぬのか…人が…妖怪が…悪魔も
…神すらも…」

慧音は右腕にあるブレスレットを見た

「…“先代”、信じたくなかったが…
やはり貴女の封印は…不完全だったようだ」

慧音は涙を流し、涙がブレスレットに当たる

「…それじゃあ…貴女が…」

慧音は涙を服の袖で強引に拭い、覚悟を決めた
鋭い瞳を森に向ける

「私が…いや、幻想郷のみんなが…
アイツを…黒霧を…!討ち滅ぼす!!」

幻想郷での“2度目”の“霧殺異変”

―――始動


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