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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
身内が神の様に崇められる
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!8年間も石になる事を防いでも良いじゃないか!だが実際は何もしてくれなかった…何故なら、神など存在しないから!」
ゲームでプレイしたので知ってはいたが、実際体験談を聞くとやりきれない思いに押し潰されそうになる。
「フィービー…僕の事を描くなとは言わない。でも描くのであれば、僕を人として描いて欲しい。僕は多少人より戦えるだけであって、神でも英雄でも勇者でも無い…直ぐに感情に流され、善悪を見失い、利己的な事しか考えない臆病な人間だ。正義の心に動かされてこの国を救ったのではない…弱者を虐げるクズ共に、同じくらいの苦痛を与えてやりたいと思う邪悪な心から戦ったんだ!結果が同じなだけで、この絵の様な人物など存在しなかったんだよ…何故なら僕は人だから…ただの人なんだからね」
フィービーは泣いていた…
尊敬する人のことを理解出来ず、結果として侮辱してしまった事に。
だけど彼女の所為ではないだろう…
「よし!ワシからお触れを出すとしよう。『リュカはこの国の英雄であって、神ではない!必要以上に神聖視する事はリュカに対する侮辱であり、本人の望むところではない!救国の英雄に対する無礼は、国家に対する不敬である』と…どうかね?」
全ての話を聞き、王様が突然提案する。
「う〜ん…『英雄』と言うのが嫌だが…まぁしょうがないか」
お父さん程、自身を大物に仕立てるのを嫌う人は居ないだろう。
一般的に人は、他者から崇め尊敬される事を望むものだ。
だからこそフィービーは神聖視した絵を描いたのだろうから…
さて…
面白事件が一段落し、本来の目的である“ご挨拶”を行うお父さん達。
先程まで怒ったり困ったりしてたお父様だけど、カンダタをパシリに使うなど、何時ものお父さんに戻ったご様子。
因みに幼女ラーミアが私に小声で尋ねてきた。
「カンダタは下っ端か?」
「ええそうよ、アイツは下っ端よ」
「ミニモンよりもか?」
「ん〜…ミニモンよりかは上ね。ちょっとだけ…」
「ふざけんな!俺様は高と(ゴン!)たはぁ〜!!」
「そうか…ミニモンが一番下っ端か!」
私に後頭部を殴られ蹲るミニモンには目もくれず、パーティー内の序列を噛み締める幼女…
出来るだけ優しく接している私は
彼女
(
ラーミア
)
の中では上の方だろう。
結構色々頼られて悪い気はしない。
このまま行けば、私にも気を使って空中でスピードを落としてくれるはずだ…
だけど所詮はアホの子だ…
次なる目的地ポルトガへ大鳥に乗って移動するが、我々を振り落とさんばかりのスピードに、必死でしがみつく。
「リュカさんが言わないと、ゆっくり飛んでくれないんじゃ、俺達にはこの上では出来ないよ…」
どうやらウルフも例の計画を実現したいみたいで、アホの子のアホさ
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