十七日目〜二十二日目
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価 通常
木の矢に取り付ければ『鉄の矢』として使用可能。
『鉄の片手剣』
制作評価 通常
鉄で出来た片手剣。駆け出し冒険者は、まずこれで片手剣の特性を掴む。
『鉄の短槍』
制作評価 通常
鉄で出来た短槍。通常の槍と比べて短くなっているぶん攻撃範囲も狭くなっているが、短くなっているぶん取り回しやすい。
とりあえずはこんなものかな。『鉄の片手剣』は二本。『鉄の短槍』は三本。『鉄の鏃』が二十五本ほど完成した。まあ、それでも失敗してしまった粗悪品も出してしまったが、初めての鉄製の武器を作成した事を考えれば順調かなと思う。後は、ゴブリン時代に作った武器と防具もゴブ郎達が帰ってくるまで出来る限り作成した。
ゴブ郎達も鉄製の武器を作成した事に驚いたがゴブ郎が、鉄の武器の生産は問題なく行えるかと尋ねられて、まだ失敗もあるけど少数生産なら問題なく作れる事を伝えた。あと、鉄製の武器の補修ならある程度は出来るとも伝える。
これにゴブ郎は、俺の事を凄いと褒めてくれた。素直に褒めらて俺としては嬉しかった。今日の武器の修復と鉄製の武器の生産に貢献した俺に、獲物の中で一番うまい部位を沢山食わしてくれた。
うん。やっぱり程よく油が乗っている部位を焼いて食うのは贅沢だなど思うのだった。
二十日目
午前の訓練後に、俺達の獲物の戦果は向上した。昨日の宝物庫で発見した武器や防具に、俺が作成した鉄の武器を装備した俺達に、ナイトバイパーもヨロイタヌキも、そしてコボルトもただの獲物に成り下がった。小型クロスボウレベル1から宝物庫で見つけた大型クロスボウに変更したゴブ美の正確無比な射撃に、バトルアックスや『鉄のラウンドシールド・改』とプレスプレートに『甲殻の胴鎧』を装備した重戦士と化したゴブ吉に、ゴブ郎のインもアウトも問題なく戦えるオールラウンダーな動きに加えたエストックの二刀流による無駄のない戦いに、俺の補助的なカバーも加わった戦果は、コボルト五体、ヨロイタヌキ十六体、ナイトバイパー十八体だった。
現状ならコボルトが倍の数で来ても倒せると、ゴブ郎は断言していた。まあ、ロングソードと革の胴鎧しか装備していないコボルト限定とつくけど、俺達は日に日に凄い速度でパワーアップしているのだと実感した。
二十一日目
午前訓練。ゴブ郎の訓練を受けた俺達は短期間で凄まじい速度で成長した。何しろゴブ郎の訓練を受けている同期ゴブリンは、既に餓死寸前の弱者はいない。最低レベルでも単独でホーンラビットを狩れるほどに成長しているからだ。そして、その訓練効果が出ている事で分かりやすい例をあげれば、ゴブ郎の下僕ゴブリンは、本来なら生物的に格上であるナイトバイパーをゴブ郎に献上するまでに成長しているのだ。
ただやはり、同期の中で突出して
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