十七日目〜二十二日目
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して宝物庫のほうに行くとゴブ郎がいたので、声をかけようとしたのだが、ゴブ郎の行動に俺達は悲鳴を上げる。
それはなんでかって?あいつロングソードとエストックといった武器を食っているからだ。いや、確かに火精石を食った事もあったけど、いくら何でも鉄製の武器までアイツにとっては食い物に入るのか!!俺達が唖然として悲鳴をあげた事にゴブ郎が気がつき、宝物庫にある使えそうな装備品を運ぶのを手伝ってほしいと言われたので、俺達は運び出す。
装備品を運び終えて、そこから全員で使えそうな装備や補修が必要な物を探す。フィールドバッグやバックパックといった荷物を収納できるものがあったのは、これは嬉しい事だ。採取した素材なのど簡単に収納できる事は、自然界にとって重要だからな。全部穴が空いているが、そこは俺が修復するので問題ない。他の防具も傷がついたり、穴があいている物があるが、そこも今まで溜めた素材で修復できるので問題なかった。
今日は俺は狩りは不参加となった。ゴブ郎に武器や防具の修復をよろしくと言われたからだ。今日の飯はおごってやるからと言われたので、俺は了承した。現状で修復が必要なのは、バックパックやフィールドバッグは、穴があいているだけで裁縫で穴を塞いで終了した。武器も所々に傷や錆びがあったので、俺は狩りの合間に使用可能にするべく埃を被って使用されていなかった鍛冶場を修理して、つい最近になって使用可能にしたのだ。俺は、この鍛冶場で修復作業をするのだった。
どうして鍛冶場があるのかというと、ゴブ爺が言うには、俺達より親世代より前には、簡単だが鍛冶を行えたゴブリンがいた為に、この群れの鉄製の武器が略奪品であるため何度も使用すると錆びたり使い物にならなくなることが沢山あったが、そのゴブリンのお蔭で武器の修復が出来て、群れの戦力を維持したとの事だ。今は、そのゴブリンは死んでいるため、そういった知識を持つゴブリンが現れなかったので、現在まで使用されなくなったらしい。
ゴブリン時代の時は、生産スキルのレベルが低くて鉄製の武器の制作は出来なかったが、ホブゴブリンに『存在進化』した俺は、生産スキルも向上しており、何よりこれまで何回も制作スキルを使って武器や防具を制作していたので、制作スキルのレベルもアップして鉄製の武器も制作が可能となった。
大半が基本的に錆びり刃零れしたりなどで打ちなおしなので、然程時間も必要としなかった。ゴブ郎達が帰ってくるまで時間も合った為に、俺は少しラウンドシールド等や、狩りの合間に山奥で見つけた鉄鉱石等を使って武器の作成を開始した。
『鉄のラウンドシールド・改』
制作評価 通常
形状的に取り回しやすく防御以外に攻撃としても使用可能。甲殻獣の甲殻を使用しているので、防御力が向上している。
『鉄の鏃』
制作評
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