前鬼とさくら
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「はあ、はあ、直哉君千明無事でいて」
さくらは、前鬼の呪力を追って先ほどまで直哉と千明、ちはやの居た場所に着いた。
だがそこには、さくらが指している3人はいなかった。
「直哉君ーー千明何処にいるの?返事をしてーー」
さくらは二人に、呼びかけるが、誰もさくらの呼びかけに答えなかった。
「一体何が起きてるの?私ときた筈の二人と、私を助けてくれたちはやさんもいないなんて」
さくらは、この異常事態でも冷静に、辺りを調べていたその時・・・。
ガサッ
!!
「何?今の音」
さくらは音のした方に、行くとそこには・・・。
「きゃああ前鬼大丈夫?」
傷ついた童子姿の前鬼がいた。
「ううう・・・」
「いけないわとりあえず連れて帰りましょう」
そしてさくらは、前鬼をちはやの社へと連れて行った。
そのころ、真電に囚われた千明と直哉は・・・
「オラおきろ娘」
ドガッ
「アグッここは?」
「おきたか小娘、今日からお前は、俺達のメイドだ」
「早速命令するぜ、女俺とキスしろ」
!!
「何で、私がしないといけないのよ?」
「ほう拒否するのか、ならあのガキに変わってもらうしかないな」
!!
男の言葉を聞いた千明が、動揺してしまった。
「直哉君は無事なの?」
「ああ、あの小僧は、小娘お前が、俺達の言う事を聞いている内は生かしておいてやるぞ」
「それは本当なんでしょうね?」
「ああ、だから小娘俺とキスしろ」
(クッなんて屈辱なのでも言う事聞かないと二人の直哉君の命が危ない)
そしてついに千明は、千明に命令した男とキスしてしまった。
「これでいいんでしょ」
「ああ、いいが物足りねえ、そうだ小娘お前は今から犬になれ、わかったな?」
「うう、わおーん」
「ホントこいつ犬になるとはな、よほどあのガキが大事みたいだな」
それから数日後のさくらは・・・
消えた千明と直哉を探す、さくらだった。その時、一瞬だが直哉の霊力を感じた場所に行くと、複数の男達に、まるで人形のように従う千明の姿を見つけた。
!!
「何で千明が、あんな男の言う事を、聞いてるの?」
さくらは千明の不審な行動を見て、不思議に思い辺りを見るとその上には、吊るされた状態の直哉君がいた。
「成る程ね、千明直哉君、今助けるからね」
「破邪剣征・百花繚乱」
「うわああ、何だこの花びらは」
「突然現れた花びらを見ても動じない男がいた。
「漸くの到着か、真宮寺さくらよ
「貴方は、私を知ってるの?」
「ああ、お前ら姉弟があの時、邪魔しなければ」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ