暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
劇場-シアター-
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ンシーに白い歯を見せながらにこやかな笑みを見せると、モンモランシーも瞬時にうっとりしてしまう。
「き、貴様!僕の目の前で、僕のモンモランシーに手を出すとはいい度胸だな!」
ギーシュがモンモランシーをかばうように前に出て、自分の背中でジュリオの姿がモンモランシーに見えないように覆い隠す。
「おいおい、手を出す打なんて心外だな。僕はただ笑顔を向けただけじゃないか」
ジュリオの笑みを見て、嘘だ!とギーシュは突っ込みを入れたくなる。
「あら、私いつからあんたのモンモランシーになったのかしら?」
「そ、そんな…!」
だが対するモンモランシーからは冷たい視線と言葉が飛び、ギーシュは合えなく撃沈する。日ごろの行いが災いしたとしか言いようがない。
『な、なんなんだぁ〜このキザ野郎は。さっぱりわけわからん!』
ゴモラを操ってゴドラ星人を倒した時点で怪しさを振りまき、何気にこちらの正体を掴んできたり、女を瞬時にはべらしたり…怪しさ満載で全く読めないジュリオのキャラに、サイトの目を通して見ていたゼロも頭を抱えたくなった。色んな意味で油断ならない奴である。
「お前たち、いい加減にせんか。我らは女王陛下からの命令で動くことになるのだぞ。学生気分でいるのならさっさと学院に戻って大人しくしていろ」
いつもの調子のままの彼らに、アニエスはギロッと睨みを聞かせ、サイトたちを黙らせた。元々平民出身とはいえ、自分たちと比べて戦闘経験が豊富な彼女に逆らえるはずがない。
「私たちは一度城に戻る。くれぐれも調査の目的を忘れないようにして置けよ。特にサイト」
「え、俺…ですか?」
今度はミシェルがサイトたちに釘を刺してくる。しかもサイトにはなぜか念入りに押してきている。
「お前がこの面子の中で一番心配だからな」
それを言われて、サイトはどこか納得がいかないと思った。何せこの面子で最も怪獣や成人に精通しているのは自分だ。そんな自分が寧ろ心配されているのだから、なぜ釘を刺されなければならないのか。
『俺、やっぱりこの人に迷惑かけてた?』
『だから俺に聞くなよ、サイト…これはお前の問題なんだからよ』
もしかしたら、自分が怒らせるようなことをしたのでは?ゼロに脳裏で声をかけてみても、望みの答えは返ってこない。
「…まぁ、その…なんだ…背中を刺されんよう気をつけておくことだな」
「は、はぁ…」
「ミシェル。そろそろ陛下の下に戻るぞ」
「そ、そうですね。じゃあ…また、な」
アニエスからもう時間が来たことを告げられ、ミシェルは彼女と共に、一度城に戻っていった。
(?)
去り際に見せた表情に、サイトはなんとなく妙に思えた。まるで、何か悩んでいるような…だが一瞬見ただけの光景だったので、気のせいだと思った。
「なんでミシェルがあんたに声をかけたのよ?」
すると、ルイ
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