暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
胸騒ぎ-センス・オブ・パニック-
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ことで気を抜くなといわれ、サイトは困惑した。
「奇妙だと思わないか?なぜ、地球人の少女をわざわざその黒い雲が飲み込んだのか。そして何より…なぜよりによって君の知り合いの少女が狙われたのか」
「それは…やはりたまたまじゃ」
「それはわからん。もしかしたら、お前たちの正体をする何者かの悪意が働いているとしたら、彼女が狙われたのも頷ける…」
「!」
既に何者かが、自分を狙うために彼女を!?サイトたちは息を詰まらせた。既に敵が自分たちの正体と素性を知っている者がいる。だからハルナを狙った?だとしたら…。
(俺のせいで、ハルナがこの世界の事情に巻き込まれたってことなのか…?)
そう考えると、彼女がこの世界に迷い込んだ元凶は自分ということになる。
「ともかく気を抜くなよ、二人とも。既に敵は、俺たちの目の届かない場所で動き始めているのだからな」


「でも、気になるな。あのウルトラマンレオが…おおとりさんが、ハルナのことをああまで気にしてるなんて…」
どうもゲンは、サイトに対してハルナのことに関することを他にも話していたようだ。
『レオには、俺たちにはまだわからない何かに勘付いているのかもしれないな』
ゼロも自分の師がここまで警戒していることが気がかりに思った。
確かに、思い出すとハルナのことに関してまだよく分からない部分がある。なぜ彼女が狙われたのか、なぜタルブ村で彼女が倒れていたのか。なぜ突然表れた黒い雲が、彼女をさらう必要があったのか。
(…嫌な予感がする)

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