暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
胸騒ぎ-センス・オブ・パニック-
[8/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
女だ」
ゲンは自分がこの世界に来た時の状況説明と、その際に一緒にこの世界に流れ通隊可能性がある少女
「黒い雲…あ!それってもしかして、ハルナのことじゃ…!」
「む、知っているのか?」
「はい。実は…」
サイトは、ハルナのことを話した。ちょうどハルナが、自分と再会した時に話した、この世界に来る直前の状況と非常によく似ていたから、ゲンの話している少女が間違いなくハルナのことを指していると考えた。
「なるほど、その少女は無事だったのか…」
ハルナが無事であることを知り、ゲンはほっと一息ついた。
「俺も今回の行方不明事件に、星人がか関わっているとみてな。その事件に、俺が捜していた少女もさらわれていたのではと思っていたが。どうやら杞憂だったようだな」
まさか、俺の方で保護していたなんて思ってもみなかっただろうな、とサイトとゼロは思った。レオと会ったのはハルナと再会する直前の時期だし、偶然のすれ違いというものができてしまったのだ。
「しかし、今の問題は星人たちの方だ。クール星人がこの星を見つけたのが発端となり、多くの宇宙人たちがこの星に目を付け始めている。地球と比べてまだ文明の劣る部分が多すぎるこの世界にとって絶体絶命ともいえるだろう」
それは当然だ、と思った。宇宙にはウルトラマンが数人がかりでかかっても勝てないほどの力を持つ怪獣や星人もどこかで息づいていることだろうし、ましてこの星はようやく怪獣や星人相手の対策に向き合い始めたとはいえ、それを本格的に実行し始めたのはトリステインだけ。しかも武装に関しても全然敵の能力に追いついているレベルじゃない。
「こういうとき、せめて他にも長期間この星に留まれる味方がいてくれるとな。おおとりさん、シュウがどこにいるか知らないか?」
レオは地球防衛時代にウルトラ兄弟の仲間入りを果たしているベテランの戦士だ。故にこの星のためだけにずっと長くとどまり続けられる立場ではない。彼の助けを必要とする星は、それこそ星の数ほど待っているのだから。
ゲンは、地球で自分の救助の手が間に合わなかったハルナを探しに、この星にしばらくとどまっていたという。なら、もう一人のウルトラマン…シュウがどこにいるのかの目星をつけているのではと思い、サイトはシュウの所在について尋ねてみる。
「すまん。彼の居場所は俺もつかめていない」
だが返答は残念なもの、ゲンもシュウがどこにいるのかはわからなかった。
「いや、考えてみればあなたは立場上多忙な身だ。無理言って悪かった」
「構わない。俺は洗脳を施された者たちを元に戻す。しばらく時間がかかるはずだ。それが終わり次第、この星を離れてこの星の現状を伝える…。
ゼロ、戦いはまだ始まったばかりだ。何があっても気を抜くなよ?特に、あの少女に関してはな」
「ハルナを?どうしてです…?」
ハルナの
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ