第二十四話 決闘
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それは勘違いだと思い知らされた。
「痛っ!? 熱い!? 何だこれは!」
もがくジャコブは、自分の左腕を見るとドロドロに爛れている。
パニックになったジャコブは、悲鳴を上げながら汚水と供に流れていった。
『塩酸』
そう、マクシミリアンは汚水を塩酸に変えた。風穴のジャコブは生きながら塩酸に溶かされた。
戦闘後。
マクシミリアンは下水道に重曹を混ぜた水を流し塩酸を中和させる作業を行っていた。
「殿下! ご無事ですか!?」
声の方向を見ると、クーぺや密偵団、魔法衛士たちが居た。
「皆、無事だったか」
「殿下、それどころではありません。あれをご覧下さい」
クーペが指差す方向を見ると、フネが帆を立てて遠ざかるのが見えた。
「あれは? ……援軍が来たのか?」
「いえ、違います。首謀者連中は、あのフネで逃げようとしています」
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