機動戦艦ナデシコ
1274話
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デシコの防御をお任せします』
「任せろ。ミサイルくらいなら何とでもなる」
『助かります』
うん? 少し……ほんの少しだけだが表情が以前よりも和らいだか?
普通に見ているだけでは全く分からないだろう表情の変化。
霞との付き合いがあるからこそ、その辺を理解出来た……と言ってもいい。
ナデシコからのハッキングが開始されたのだろう。展開されているビックバリアが次第に点滅し始める。
……随分と早いな。
ハッキングってのは、今から始めます、はい出来ましたって感じで終わるようなものではないと思うんだが。
いや、ネギま世界の電子精霊とか使えば話は別かもしれないけど。
その力が欲しくて長谷川をシャドウミラーに勧誘してるんだし。
ともあれ、このハッキング速度はかなりのものだ。
それこそ、電子精霊に匹敵するかのような。
どうやら、俺がこの世界で欲する技術はこっち関係でもありそうだな。
「……またか」
再びこちらに放たれたミサイルに気が付き、ジャマーを使用してミサイルを逸らす。
あ。
逸れたミサイルの何発かがビックバリアにぶつかって爆発した。
まぁ、それでどうにかなる訳ではないだろうが、ちょっと予想外だったな。
ジャマーで逸れた場所がどこに飛んでいくのかというのは、こっちでどうにか出来るようなものじゃない。
その辺を考えれば、不可抗力というものだろう。
そのまま1分程。再びこっちに向かって放たれるミサイルはないまま、時が過ぎ……やがて地球を覆っていたビックバリアが、ナデシコのいる付近だけ消えるのだった。
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