暁 〜小説投稿サイト〜
ゴブリンになった・・・・・死ねってこと?
十四日目〜十六日目
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在進化』した俺達が異常だと言った。何でも生まれてひと月で『存在進化』する事は異常としか言えないらしい。出稼ぎにいっている俺達の親世代のゴブリン達も四十コブの中でたった三コブしかいないのだから、それを考えれば異常と言えるかもしれない。ゴブ郎をチート扱いしていた俺だが、俺も十分にチートの部類に属しているのだとゴブ爺の説明で理解した。

ホブゴブリンに『存在進化』した俺達は、洞窟の中での階級が上がり、洞窟にいる女や宝倉庫を自由に扱う権利を得るのだった。今日は狩りに出かけるような事はせずに、俺達は新しい体に慣れるために組み手を始めた。結果は、何処か近代格闘技を思わせる動きをするゴブ郎の勝利に終わった。俺は、ゴブ郎とゴブ吉に負けてしまった。ゴブ郎には多彩な格闘技術で翻弄されて簡単に関節を決められて、ゴブ吉には腕力で普通に負けて、知力は低いが前衛で戦った経験もあって普通に強かった。まあ、俺はRPGの立ち位置でいえば、前衛や後衛の補助がメインだし、組み手に負けてもあんまり悔しい感情はなかったけどな。

午前で組み手が終了して、午後は装備の新調をおこなうことになった。ホブゴブリンに『存在進化』した結果、ゴブリンの時に使っていた武具が小さくなってしまったからだ。『石の片手剣』も今じゃあナイフに近いサイズになってしまったからな。武器も新調しようと思ったが、今は防具の新調を優先しようとゴブ郎に言われて、俺はゴブ郎に言われた通りに防具の新調を開始した。


ヨロイタヌキやナイトバイパーの素材が沢山あるので、三人分の防具を作るのに問題はなかった。ゴブ郎はレザーアーマー系の防具を望んだので、俺もそれと同じように作る事になった。あと、ヨロイタヌキの甲殻で兜を作成した。

『レザーアーマーレベル1』

制作評価 通常

ヨロイタヌキとナイトバイパーの素材で作られたレザーアーマー。軽い剣やナイフ程度なら防ぐことは出来るが、あまり防御力に期待は出来ない。

『甲殻の兜』

制作評価 通常

ヨロイタヌキの甲殻で作られた兜。鉄製の剣や弓矢を防げる強度を保有している。


こうして装備の新調は終了した。ゴブ吉が使用していた依存の防具もホブゴブリンに『存在進化』したゴブ吉に合わせて改修してどうにか使えるようになった。『存在進化』した体に慣れる事と武具の新調で今日の一日が終了した。今日の飯は、ゴブ郎の下僕となっているゴブリン達の調達品で済ませる事になった。ホーンラビットの肉を魔術の炎熱で、火を起こして焼肉にして食う事になった。転生して初めての焼肉に俺は、満足したのだった。

なお、ゴブ郎達も焼肉に感動して、もっと食いたいという表情が印象的だったと言っておこう。

十五日目

『存在進化』して初めての狩りを行う事になった。俺達は、これまでゴブリンな
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