23.マルチェロの依存
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いえ、もしエリスを倒すためにクロノスを殺すなら、マルチェロを敵に回すことになります。
「マルチェロが私に・・・依存・・・」
「普通だよ。死を感じたから失わないための、本能として生きているんじゃないかな。
わからないけど。
クロノスはマルチェロさんが・・・好き?」
「あぁ、好きだが」
「・・・・・・うん、意味が違うかな。
恋、したことある?」
「マイエラ修道院で恋なんてあるか!!
ハゲしかいないぞ。ククールはいらん。
それにマルチェロは兄って感じが強い。」
兄、妹、弟。
マイエラ三兄弟ですか。串刺しにはされていない兄弟。
キャラが濃いメンバーですね。
炎上演説で世界征服 M字頭は誰にも負けないマルチェロ。
君の瞳はオレのもの 若白髪もオレのものククール。
ムチを持ち男を踏み台に 女を捨てた肉食獣クロノス。
「変なもの作らなくていいよ、クロノス・・・・・・」
「エイトもほしいか。」
君のたねは僕のもの 僕のたねは僕のものエイト。
「ククールと変わらないじゃん。
それとリサイタルはしない主義だから。」
決まりだ!5008年のマダンテ女王ゼシカ!!
「それは似合う。」
「かわいいな。ゼシカはいつでも。
胸に男は惹かれるのか。
私にはあまりないからな、胸。」
貧乳の方が服が似合います。
巨乳はデカイ胸でギリギリシャツを着てみましょう。
その辺の男子が落ちます。
ククールが瞬殺で落ちます。いりませんが。
「エイト、とりあえず私は死ぬ気はある」
「そうならないようにするんだ、僕らは」
エイトは微笑んで部屋を去りました。
無理して笑い、クロノスの不安を取り除きたいのがよくわかります。
それはククールもマルチェロも同じでした。
あとから部屋を訪ねたのはマルチェロでした。
トロデ王の地獄から抜け出したようです。
兵に見つからないとはさすがです。
「マルチェロ・・・どうした?」
「いや・・・・・・」
さみしいなんて言えないマルチェロは、代わりに会いにきました。
依存に気づいたマルチェロは、クロノスをどう見ればいいかわからないようです。
機嫌が悪そうに近づくマルチェロを見てクロノスは、なんだか豆を投げつけたい気分でした。
鬼ですか、マルチェロは。
「クロノス、私はどうやら・・・・・・
フッ・・・本来ならゴルドの際に捕まえればよかったものを。
借りがあるな。
クロノスの傍に次にあの女が来たら始末する。
それと・・・いい加減男装をやめたらどうだ」
いい場面ですこしKYな気もしますが、マルチェロの精一杯ですので何も言いません。
「やはりマルチェロも胸か。私はないぞ。
ゼシカでも見ていればい・・・
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