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『ある転生者の奮闘記』
TURN33
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か柴神様やけどね。

「柴神様……」

『東郷……長門も手酷くやられたな』

 柴神様はそう言って一同を見渡した。

『帝に代わって私が話そう。日本に移動しながらでいい……聞いてほしい。これは帝もみなまでは知らぬ事。長き我が苦悩……そなたら人間と分かち合う時が来たのだな。チカラを貸してもらうぞ愛しい子らよ……』

 そう言って柴神様は語り始めた。それは銀河を見守ってきた男の回顧録やった。








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