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ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第223話 エクスキャリバー
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事で、離しさえはしなかったが、右手で引きずる様に持ち、空いた左手で、しっかりとアスナの手を取った。
こんな状況でイチャコラされて、堪らないのは その他の皆さんだ。
「こらぁ! こんな状況で、イチャコラしてんじゃないわよーーっ」
「ぶーーーっ!」
「ひゃああっっ こここ、こわいですぅぅぅぅ!」
リズが盛大にブーイング。絶叫系大好物なリーファは、ただただこの光景を見て、唇をとんがらせていて、シリカは怖さのあまり、あまり考えられてない様子だった。
他人に盛大に指摘されてしまったら、やはり、恥ずかしさと言うものは出てくる。だから、アスナやレイナは勿論、キリトもリュウキも顔を赤く染めるのだった。
クラインはと言うと……、ここぞとばかりに言ってやろうとしたのだが……、絶賛落下状態を生み出したのは 自分である。と言う事をある程度自覚していたから、今は自重した様だった。
「そ、それより、リーファ。す、スロータークエの方はどうなったんだっ!?」
話題を変えようとしたキリト。
アスナやレイナは ある程度は堪能出来たのだろうか、或いは 見られ続けるのが、恥ずかしすぎたのか……、のどちらか、と言うより、両方だろう。ささっ、と手を離していた。正直な所、傍にいるから、それだけでも十分だったから。
そして、キリトの話題そらしは、ファインプレイだ。今の今まで針の筵だったのだが、それがピタリと止んだのだ。リーファは慌てて胸のメダリオンを確認した。
「あ……、ま、間に合ったよ! おにいちゃんっ! まだ、光が1個だけ残ってるっ! よ、よかったぁ……」
キリトの傍で トンキーの仲間達が狩られ続ける状況を脱した事への想いで顔を俯かせていたリーファの頭を キリトは撫でた。
――話題、変更完了! 効果てきめん!
ではなく、どうやら、世界樹が本来の力を取り戻した以上、ウルズの眷属達も力を回復させて、もう人型邪神たちに狩られ続けるようなことはなくなるだろう。
色んな意味で安心した後に、キリトが早速取った行動が、残ったきがかり。最大の気がかりである《聖剣エクスキャリバー》だ。
今現在、クエストが進行中であり、終了していない状態で、所有権を得られるかどうかはかなり微妙だろう。ちゃんとウルズに再会して、しっかりきっちり終了フラグを立てる必要がある、と言うのが普通だ。
試しに、エクスキャリバーを格納してみようとしたのだが……。
「まだ無理だ。本当の意味では得られてない。――台座から引き抜いただけだからな」
と、眼前の心強く、出来すぎた
義息子
(
リュウキ
)
の痛烈な一言で現実に引き戻される。
――まぁ、それでも一度はこうして手に取れたんだから、良い
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