転生天使にラブソングを
リアスの私物整理&処理×サーゼクスの宝物である記録映像集
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間報告によれば大きいブツは全て運ばれたので、残りは小さな品物や名物やら名産品をどうするかで迷っているそうだ。
『きょうは、おあつまりいただき、まことにありがとうございます』
チビリアスが舞台で緊張の面持ちでぎこちない挨拶をしていたが、記録映像は俺らがいる劇場を舞台としたチビリアスのピアノ演奏会を見ていた。サーゼクス曰くリアスの初めてのピアノ演奏会で、各御家の方々を招待してピアノを披露したとか。
兄バカの解説が続いていたが、俺は黙ったままだが我が弟子がリアスの成長記録を見るとシスコン魔王が笑ったり泣いたり表情豊かに熱く語っている事で反応に困った俺である。
「サーゼクス、妹を絶賛するのもいいが少しは自覚を持った方がいいぞ。シスコン魔王か兄バカ魔王と呼ばれても俺は知らんからな」
「それに関しては嫌な二つ名だね・・・・おっともうこんな時間となってしまったからこれ以上ここにいると皆に怪しまれる」
「あちらはもうすぐ片付けが終わるそうだ・・・・今回の売買でグレモリー家には資産が戻ってくると言うのもいいのでは?」
サーゼクスが懐から如何にも高そうな高級時計を取り出すと、時間を確認していたが俺も時計を見ると結構な時間経過していた。映像を止めてから戻ってきたプレートをアルバムにしまうが、俺は一つ提案した事でサーゼクスも承諾させてからプレートの中身を人間界でも見れるように外付けHDDに入れた。すると悪魔文字で秘密と書かれていたので質問した。
「サーゼクス、それは何の映像が入ってるんだ?」
「これかい?これは・・・・そうだねー」
サーゼクスは説明を止めてからしばらく考えていたが、師範に隠し事は良くないと随分前に教え込んだのでプレートを転送して再びスクリーンに映像が流れた。内容は幼いリアスの寝顔であり、ベッドで熊のぬいぐるみと一緒に寝ていた。
「・・・・サーゼクス、これはリアスの寝顔だけを集めた記録映像か?」
「うむ。このプレートにはリアスの寝顔だけを集めた記録映像なのだよ。リアスの成長と共に撮り溜めしていた寝顔映像集でね、編集して時間を掛けたのだがこれは一、二を争う程の宝物とされている。一応、幼い頃のは撮れたのだが、流石に大きくなったリアスの寝顔は撮れない環境となってしまった。記録が途切れてしまうのは残念な事だが、これに関してはしょうがない」
そりゃ幼い頃のリアスなら撮り放題だったけど、人間界で言うなら高校生でありながら眷属の長としているからな。それに今勝手に撮影すると盗撮と同じような犯罪となってしまうし、迷惑行為になってしまうからな。
「一応言っとくが、俺にリアスの寝顔を撮る係とかやらせるなよ?俺らはリアスと暮らしてないし、もし寝顔撮影をするのなら全力を持ってお前をグレイフィアに突き出すからな」
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