一章
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って?
ゼロはごろんとベッドに寝転がって眠そうにあくびをする。
「いーか。試験は応募者全員、筆記と実技がある。試験官はだいたい10人くらいの軍人かぶれだ。実技は船内に1人と下から運転技術を見るやつが5人、機械異常とかパラメーターで判断するやつが残り。つまり、その1人をなんとかしちまえばお前がやらなくてもどうにかなる」
「どうにかって……どうするの?そういう人なら弱くないでしょ?たぶん」
「まぁな。だいたいがティナ持ちだし、そういう異常事態があれば失格どころじゃねぇが、相手は俺だ。どうとでもしてやるよ」
まさか殺すんですか?
いや、試験官は殺さないっか
「ただ、筆記だけは応募者全員で同時に一室で行われる。当たり前だが、試験官はそれを見張ってる。さすがに俺は介入できねぇ」
「な、なるほど……」
ぼくはとにかく筆記か
よし、がんばろう!時間があるならなんとか……
「じゃ、試験は5日後。がんばれ」
ちょぉーーーーっっっとお!???
「5日!?そんだけ!?そんだけしかないの!??」
「あ?5日もあるだろ。トップ以外はどんなに実技がよかろうと落とされるから、まぁがんばれよ」
鬼ですか!?
鬼なんですか!??
まだこの世界のことあんまりわかってないぼくが、こんな分厚い辞典みたいのを覚えろって!?うそやん!うそやーーーぁん!!!
「ゼロ…………」
あ、もう寝てる
…………やるしかない、ってことか……な?
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