35.若い内の苦労は買ってでもしろ。でも買う金がありません。
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んを選んだのか…
私もその中に加えてほしかったなぁ…自信あるもん!
「今、私と同じ事考えているでしょ!」
シスター・フレアが小声で話しかけてきた。
「私は自信ありますよ。まだ、若いしこれからですもの」
私も小声でシスターに話す。
「ふふっ…どうかしらね?」
む〜!私だってシスター・フレアくらいのオッパイになるもん!…多分…
「…リュカよ!父親としては嬉しい限りだが…ビアンカと結婚しては、天空の盾が手に入らないのでは?」
「いりません、あんな物!どうせ装備出来ませんし!」
でも勇者を捜す為に必要なのでは…?
「しかし…パパスの…」
「僕はこの世界の何よりもビアンカが好きなんです。ビアンカと結婚して後悔はありませんし、これからもしません」
出来れば聞きたくない言葉だった。
自信が揺らぐ…
シスター・フレアも唖然としている…
早く見てみたくなった…
嫌な女だったら絶対いじめる!
「リュカ…お前に話しておく事があるんだ…」
「もしかして、ビアンカとは血の繋がった本当の親子じゃないんですぅ〜とか言う?」
「!!知っていたのか!?」
「え!?…えぇ…まぁ…」
「そうか…知っていたか…ビアンカは私とアマンダの「どうでもいいです!」
「おい!リュカ!どうでもいいはないだろ!」
私もそう思う。
重要な話だ。
「僕とビアンカが実は血の繋がった姉弟だったら重要な事だけど、この場合はどうでもいいです」
みんなキョトンとしている。
「僕が愛しているビアンカという女性は、ダンカンさんとアマンダさんに育てられた素敵な女性です。そしてビアンカがダンカンさんをお父さんと呼ぶ限り、僕にとって貴方はお義父さんです。これからも娘夫婦を暖かく見守って下さい。よろしくおねがいします」
もう…ズルイよ。
リュカさん、格好良すぎる。
諦められないよ…
私は耐えられなくなり、外へ出てしまった…
隣を見るとシスター・フレアも一緒だ。
お互い顔を見合わせ、抱き合い泣く。
あと5年、早く産まれても無理だったかもしれない…
マリソルSIDE END
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