35.若い内の苦労は買ってでもしろ。でも買う金がありません。
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相変わらずです。
「リュカさん!私なら何時でも見ていいですよ!」
「マリソル…期待…しちゃうよ、僕…」
(ポカ!)(ポカ!)
「「いたーい」」
「お前らは〜…」
「ふふっ…アナタは弟妹が沢山いますね」
「まったく…手のかかる…」
そうこうしていると、シスター・アンジェラの支度も終わり、次の目的地へ向かった。
マリアSIDE END
<サンタローズ>
フレアSIDE
私は今、信じられない…いや、信じたくない書状を見ている。
「リュー君、結婚するの!?」
「はい。アルカパに住んでいたビアンカと…」
私はリュー君に抱き付きキスをした。大勢が見ている前で…
「こんなに愛している私を捨てるの!?」
「捨てないよ。結婚はするけど捨てないよ」
え!?
どういう事?
私が考えていると、ヘンリー様がリュー君を蹴飛ばす。
「そんな訳いかねぇーだろ!」
「あいた!」
「ちょっと!ヘンリー様!リュー君に乱暴しないで!」
「そうよ!ヘンリー様!」
「うっ!マリソルまで…」
このお嬢ちゃんもリュー君が好きらしい。
さすがもてるわねぇ…
「じゃぁ…それでいい!リュー君の事お祝いするね。でも、サラボナへ行ったら悔しいからビアンカちゃんをいぢめる」
「(クス)…ビアンカは強いよ。かなりの修羅場潜り抜けたから」
うっ…負けない!
リュー君の初めては私が貰ったんだから!
フレアSIDE END
<山奥の村>
マリソルSIDE
温泉の匂いがする静かな村に私達は来ている。
ここはリュカさんのお嫁さんになる人が住んでいた村だ。
リュカさんはここへ、お嫁さんのお父さんを迎えに来たみたい。
リュカさんのお嫁さんはどんな人なんだろうか?
こう言っては何だが、私は将来美人になる自信がある。
ヘンリー様もデール陛下も、リュカさんまでも美人になるって言ってくれた!
あと5年早く産まれていればなぁ…
リュカさんのお嫁さんのお父さんはダンカンさんと言うらしく、とても優しそうなおじさんだ。
「おや?リュカ…どうしたんだい?こんな大人数で…ビアンカの姿が見えないが…いったい…?」
「ビアンカはサラボナで結婚式の準備をしています。お義父さん」
「…?お義父さん?…リュカ…お前はサラボナのフローラさんと結婚する為に、危険な試練を受けたのではないのかね!?」
「何!どういう事だ!詳しく聞かせろ、リュカ!」
ヘンリー様が大声で問いかける!
みんな、リュカさんに大注目だ。
・
・
・
私の想像を超える事態が起きていた様だ。
それにしてもリュカさんは格好いい!
お金目当てで変な人がフローラさんを不幸にしない様に、危険な事をやってのけるなんて…
そして三人の女性の中からビアンカさ
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