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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
1:新任ビルダー現る
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俺は彼女にも松明の作り方を伝授する。
作り方を憶えたピリンは楽しそうに作り続けている。
それはもう、一心不乱に。
物作りを楽しんでるピリンを他所に、俺は自ら作った松明を、修復した小屋の中に設置しに行く。
これがあれば室内も明るくなって、生活環境が向上するだろう。
んで、気付いたね俺。
室内……草ボウボウ!
んも〜う! 当分の間は彼女とこの部屋で甘い生活するんだから、ムードとか
大事
(
だいじ
)
じゃん!
贅沢は言わないけど、草ボウボウは無いわ!
だから当然の如く、俺は手持ちの檜の棒で、室内の草を刈り取りました。
そしたらね、頭の中に“丈夫な草”ってワードと“白い花びら”ってワードが浮かび上がり、腰の袋にアイテムが追加されたんだ。
唯の草だぜコレ。
白い花びらは
先刻
(
さっき
)
穴蔵でルビスから貰って、傷薬に加工出来たけど、丈夫な草って何!?
こんな物までもアイテム扱いされてるの?
「如何したのリュカ? うわぁ、松明を部屋の中に置いたんだぁ。すご〜い、これで住みやすくなったね」
俺が手に入れたばかりの丈夫な草に疑問符を叩き付けていると、松明作りに飽きたのかピリンが小屋に入ってきた。
「うん。これで、この部屋で生活出来るね、僕達」
「う〜ん……野宿するよりはマシだろうけども……地べたに寝るのは……やっぱり……」
確かに。奴隷時代も、冒険者時代も、敷物も無い状況で寝た事はないなぁ……
如何すっかなぁ……草、あったほうが良かったかなぁ?
……………あ!
そうか。この丈夫な草を加工するのか!
俺は頭に思い浮かんだベッドのレシピを実行すべく、直ぐさま石の作業台へと向かった。
そして丈夫な草を加工し、藁のベッドを制作する。
そして出来上がった藁のベッド2つを、先程の小屋の中に並べて敷いた。
「凄い! ベッドまで作っちゃったのリュカ!?」
「当然さ、僕はビルダー。このアレフガルドを復活させる男なんだぜ。ピリンを地べたに寝かせるなんて事は出来ないさ!」
そう爽やかな笑顔で、出来立てのベッドへピリンを
誘
(
いざな
)
う。
松明という光源が野暮ったいが、致し方ない。
これ以降は、男の魅力で補うさ……
リュカSIDE END
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