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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
1:新任ビルダー現る
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てないよぉ」
気を付けよう……人前でルビスとは会話しない事にする。
話しかけられても無視だ!
「ふーん……でもさぁ、メルキドを復興させるって如何やって?」
「如何やってってぇ……」
『リュカ……近くに扉だけが残された廃屋があるでしょう』
ルビスから話しかけられたが、俺は答えない。
でも言われた廃屋を目で探す。
……あれの事か?
『見つけましたね。その廃屋の壁と屋根を修理して、彼女に町造りの基本を見せるのです』
見せるって言われても……如何するんだ?
俺今、青い油と土しか持ってないんだけど。
『土を使って修復するんですよ』
え、マジで!?
土なんかで直すの?
とは言え、如何する事も出来ないので、言われた通りに土で壁と屋根を修復する。
修復と言ってもやってる事は単純で、元は白い石壁だった家の壁の穴を、手持ちの土ブロックで埋めて行く。屋根も土ブロックを隙間無く置けば、穴は無くなり雨風凌げる小屋の完成。
「わぁ凄い。それが復興させるって事なの?」
「まぁ、最初の一歩かな。当分はここに住むわけだし、雨風凌げる部屋がないとね」
本心を言えば、土での修復なんて嫌だけど、現状仕方ないので我慢する。
そんな事を考え修復した小屋を眺めてると、ピリンがズンズン小屋に入って行く。
修復したの俺なんだけど、俺より先に中入るかねぇ……
まぁ良いけどね……この
娘
(
こ
)
可愛いから。
「う〜ん……壁も屋根も穴だらけだった時よりはマシになったけど、やっぱり廃屋は廃屋ね。昼間でも中は暗くて動きにくい」
「あ、本当だぁ……」
小屋修復をした張本人の俺だが、何故か2番目に入室し、室内の状況を確認する。
そして思い知る……ピリンの言う通りだと。
暗すぎて何も見えないよ。
「何処かに松明でも落ちてないかしらね? ……って、松明は落ちてないか、流石に」
「そりゃぁねぇ。でも作れば良いじゃん」
「え、作る? 作るってなぁに?」
「……作るって事が解らないの?」
あ、そう言えばルビスが言ってたな。
“人々からは“物作り”の能力が失われ”って……
それって言葉を忘れただけなんじゃねぇの?
目の前で作ってみせれば、作り方を憶える(思い出す)んじゃねぇの?
「……………」
俺は直ぐさまピリンを石の作業台へ
誘
(
いざな
)
い、目の前で松明を作ってみせる。
作り方は簡単……太い枝とスライムからゲットした青い油を組み合わせ、摩擦熱で火を熾すだけ。
「うわぁ、すごい!? これが作るって事なの?」
「そうだよ。拾った物だったり、モンスターからゲットした物だったりを組み合わせ、新たな物を作り出す。僕はビルダーだから、誰に教わる事も無く出来るけど、ピリンだって作り方さえ解れば、出来るはずだよ」
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