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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
1:新任ビルダー現る
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りません。伝説のビルダーですよ。自信を持って下さい(笑)』

「笑いながら言うな」
『失礼しました……それと言い忘れましたが、貴方は勇者でもありません。その事を忘れないで下さい』

「昔から自分が勇者だと思った事なんて一度もねーよ」
リュカは姿の見えないルビスに悪態を吐くと、遠くに見える光の柱へと歩き出す。
伝説のビルダーとして、大きな一歩を……





(メルキド跡地)
リュカSIDE

取り敢えず穴蔵を抜け出してここに来るまでに、幾つか解った事がある。
まず、生前の容姿で復活した事……つまりイケメンだ!
そして肉体年齢は17〜19歳くらいって事。
しかも奴隷時代の傷は無くなってた。

そんな事を道中の水たまりで確認してると、スライムが俺に向かって襲いかかってきた。
手持ちの武器が檜の棒だったけど、この肉体年齢頃の身体能力なども復活してた為、全く危なげなく撃退出来た。

しか〜し問題が無いわけでもない。
何と……魔法が使えないのだよ!
遠距離からバギをスライムに浴びせようとしたんだけど、発動しなかった。

つまりホイミ系も使えなければ、ルーラも無しと言う事になる。
ルーラくらい残してくれても良いと思わねぇ?
ホントに使えないよね、あの貧乳女神は!

もう一つ解ったのは、モンスターを倒すとアイテムを落とすって事だ。
スライムは青い液体を落としたんだが、勝手に腰の袋に入っていったと思ったら、頭の中に“青い油”とアイテム名が浮かび上がった。
ルビスのお手伝いその3かな?

さて……ぼろっちい希望の旗を持って、ルビスの指示するメルキド跡地に辿り着き、町の中央まで来ると目印にしてた光の柱が消え去り、そこには石で出来た作業台と旗を立てる為と思われる祭壇があった。
「ここに旗を立てれば、ルビスの加護の下に町造りが出来るのかな」

あまり役に立たない加護だろうけど、このままじゃ人々も寄りつかないだろうし、言われた通りに旗を立てる事にする。
「よっこいしょ」(ゴスン!)

精神年齢(魂年齢?)は超高齢の為、旗を立てる為に祭壇に突き刺すのにも掛け声が要る。
掛け声の有無は兎も角、旗を立てた途端……その旗から暖かい光が広がり、かなりの範囲を覆ってくれた。

「これが町造りのスタートか……」
『その通りですリュカ』
「うぉ、ビックリした! いきなり話しかけるなよ。居たの、ずっと?」
『居ますよ、そりゃ……』
姿は見えないのに、声だけは聞こえる。何か監視されてるみたいで嫌だなぁ……

『この光の中で、貴方が物作りを集まった人々に見せれば、次第に物作りの能力を人々が取り戻すはずです。そうすれば町の復興を手助けしてくれる事でしょう』
「ふ〜ん……」

『“ふ〜ん”って、随分な反
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